「所得倍増」から総裁・総理就任直後から「資産倍増」に目標をすり替えた岸田文雄総理。先ごろ都内で開かれた全国信用金庫大会でも「資産運用立国を強力に推進していく」と強調した。
岸田総理は21日開かれた全国信用金庫大会で「総理就任以来、地域活性化や人口減少、環境問題など直面する社会課題を成長のエンジンへ転換する、新しい資本主義という経済モデルの下、政策を進めてきた」とあいさつ。
「賃上げ、投資、株価など大きく上向き、日本経済は30年ぶりに新しい経済ステージへの変革の時を迎えていると感じている。こうした経済の好循環を持続的なものにしていかなければならない。そのためにも資産運用立国を強力に推進していくことが重要」と述べた。
岸田総理は「日本企業の中長期的な価値の向上に向けたコーポレートガバナンス改革とか、金融資産運用を担う資産運用業とアセットオーナーシップの改革を包括的に進めている。地域の経済に根付く皆様の協力も得て地域の産業、企業の発展に資する形で金融市場改革を推進していく」とした。(編集担当:森高龍二)

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