訪米中の岸田文雄総理は日本時間の１１日、尹錫悦（ユン・ソンニョル）韓国大統領と首脳会談を行い、来年の国交正常化６０周年に向け、日韓関係の更なる飛躍へつなげていくことを確認した。


　外務省によると岸田総理は前回ソウルでお会いした記憶も新しい中での再会を大変嬉しく思う、現下の国際情勢を踏まえれば、日韓首脳が堅固な信頼関係と戦略的な問題意識の共有を土台として緊密に議論、連携することは意義深い旨を述べたとしている。


　また欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分であるとの認識を共有し、NATOとインド太平洋パートナーとの連携を深めていくことで一致したほか、北朝鮮情勢等の最近の安全保障上の諸課題を中心に率直に意見を交わした、としている。


　また岸田総理は先般の露朝首脳会談の結果は我が国を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点から深刻に憂慮すべきものであると強調。両首脳はキャンプ・デービッド精神の下、日韓米が引き続き緊密に連携する必要性についても一致した、と安全保障上、特に認識を共有したもよう。（編集担当：森高龍二）

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