1980年代に始まりパリ・ダカと愛称で呼ばれた世界一過酷なラリーレイドとして知られる、ダカールラリー2025がサウジアラビアを舞台に1月3日から行なわれ、1月17日に約7500kmの激戦を終え、ゴールを迎えた。
今回のレースは歴代最高の難易度といわれ、多くの有力選手が脱落するなか、ダカール仕様のGRハイラックスEVOの6台体制で挑んだTOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組が総合2位フィニッシュ。
さらに、トヨタ車体株式会社のラリーチーム、チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)から市販車部門に参戦したランドクルーザー300 GR SPORTは、ドライバーの三浦昂/ジャン・ミッシェル・ポラト組がクラス首位、チームメイトのロナルド・バソ/ジャン・ピエール・ギャルサン組がクラス2位で完走。TLCとランドクルーザーはこの部門で12連覇を達成した。
また、日野チームスガワラからHINO600シリーズでトラック部門に参戦した菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組は、さまざまなトラブルに苦しみながらも、この部門総合13位、そして見事34回連続の完走を果たした。(編集担当:吉田恒)