トヨタ自動車は、愛知県豊田市貞宝町周辺に新たな車両完成車工場を建設すると発表した。 2030年代初頭の稼働開始を目標とする。

すでに土地の取得を決定した。生産する車両や生産規模は今後検討する。


 東崇徳・経理本部長はオンラインで行なわれた決算説明会で以下のように説明。「既存工場の老朽化の状況を踏まえたうえで決定した」と述べた。加えて、かねてより主張している「年300万台規模の国内生産体制を維持するための“ものづくり基盤”をしっかり残していく。さらに先端技術を活用し、多様な人材が活躍できる環境を備えた“未来工場づくり”にも取り組む」とも。


 一方、その場で発表した第1四半期の決算は、本業の儲けを示す営業利益が前年同期比10.9%減、純利益は36.9%減だった。25%の追加関税が適用された「トランプ関税」が影響したもので、通期の業績も営業利益で前年から6000億円の減少を予想している。(編集担当:吉田恒)

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