石破茂総理は戦後80年のメッセージについて内外記者会見で「閣議決定を経る談話という形はとらない」としたうえで「戦争の記憶を決して風化させてはならぬということ、二度と戦争を起こさせないということ、そういう観点が重要であると思っている」と改めて、メッセージとして発信するとした。


 総理メッセージとして発信することは国会答弁でも明確にしていた。

石破総理は「70年談話で提起された、なぜあの戦争というものを止めることができなかったか、政治はいかなる役割を果たし、いかなる役割を果たさなかったか、という問題提起が70年談話においてなされている。このことについて、私なりの考え方を申し述べたい、かように考えている」と記者団に答えた。


 また後任の自民党総裁について記者団に問われ「この1年間政権が掲げたいろいろな課題に取り組んできた。その思いを共有くださる方、政策を継承してくださる方、各候補はそれぞれ立派な方であると敬意を持っておるところでございますが、あえて申し上げれば、政策を更に発展させてくださる方、思いを共有し発展させてくださる方、この1年間本当に共に汗し、共に涙してきた方、そういう方々が多くの御支持を得られるということを個人的には望む」と事実上、林芳正官房長官、小泉進次郎農水相をあげた。


 総裁選にはほかに小林鷹之元経済安保相、茂木敏充前幹事長、高市早苗前経済安保相が立候補している。10月4日に総裁選投開票が行われ、新総裁が決まる。(編集担当:森高龍二)

編集部おすすめ