日本維新の会吉村洋文共同代表は15日、自民党高市早苗総裁との会談後のぶら下がり会見で「高市総裁から連立を含めた打診、連立を含む首班(首相)指名の協力への打診があった」とし、16日から高市氏と藤田文武維新共同代表と両党政調会長の4人で「政策協議」を始めることになったとした。


 吉村氏は「副首都構想」「社会保障改革(社会保険料の引き下げ)」が維新にとっての2本柱で「これに賛意を示していただけたと思っている」とした。


 自民・維新の連立が実現すれば衆議院の与党議席は「231」となり、過半数(233)に2議席足りないものの、首相指名では自民タカ派で知られる高市氏だけに他党の右派勢力からの支持も予想され、高市内閣発足の可能性がほぼ確実になる。


 一方、参議院の与党議席は「120」となり、過半数(125)に5議席足りない。いずれにしても与党が衆参で少数与党のままでの難しいかじ取りを余儀なくされそうだ。(編集担当:森高龍二)

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