マツダは、JMS(ジャパンモビリティショー2025)のプレスカンファレンスで展示テーマ2035年「走る歓びは、地球を笑顔にする」を具現化する2台のビジョンモデル「MAZDA VISION X-COUPE(マツダ ビジョン クロスクーペ)」と「MAZDA VISION X-COMPACT(マツダ ビジョン クロスコンパクト)」を世界初公開した。


 「MAZDA VISION X-COUPE」は、マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)」デザインをさらに進化させたクロスオーバークーペで、2ローター・ロータリーターボエンジンとモーター、バッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載するPHEVだ。


 ボディ寸法は全長5050mm×全幅1995mm×全高1480mm,ホイールベース3080mmと大柄ながらスポーティなエクステリアの造形が素晴らしい。パワーユニットはトータル510馬力の最高出力を持ち、モーターのみで160km、エンジン併用で800kmの航続距離を実現。さらに、微細藻類由来のカーボンニュートラル燃料と、マツダ独自のCO2回収技術「Mazda Mobile Carbon Capture」(マツダ モバイル カーボン キャプチャー)の組み合わせで、走るほどに大気中のCO2を削減できる。


 また今回のショーでは、一般向けには世界初公開となる新型「MAZDA CX-5」(欧州仕様)も展示する。広々とした室内空間と、魂動デザインや人馬一体の走りをさらに磨きあげたこのモデルは、100以上の国と地域で累計450万台以上を販売してきたベストセラーの進化形。新たに電子プラットフォーム「MAZDA E/E ARCHITECTURE+(マツダ イーイー アーキテクチャー プラス)」を搭載し、進化した運転体験の提供を目指した。


 マツダは今後も「ひと中心」の価値観のもと「走る歓び」を進化させ、乗る人たちの日常に感動をもたらす移動体験を提供し続けていくとしている。(編集担当:吉田恒)

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