今回のニュースのポイント
・イラン情勢への警戒による昨日3月9日の歴代3位「2,892円安」からの反発 昨日の日経平均は中東リスクの緊迫化から一時4,100円超安、終値でも歴代3位の2,892円安を記録しました。今朝は昨晩の米株高を受け、記録的な売りに対する自律反発が先行する見通しです。
・加速する円高「157円台」が反発力の重石に 米株高という強力な追い風の一方で、為替は1ドル157円台後半まで円高が進行。この急速な円の買い戻しが輸出関連株の戻りを抑え、日経平均が昨日の下げをどこまで埋められるかの焦点となります。
・寄り付き前に相次ぐ国内重要指標が相場の試金石 午前8時30分の「家計調査」と8時50分の「GDP改定値」が、日本経済の地力を示す材料となります。外部環境が混迷する中、国内の景気
回復が確認されれば、円高圧力を跳ね返す買い材料となり得ます。
昨日3月9日の東京株式市場は、イラン情勢への過度な警戒と米雇用統計を受けた景気後退懸念が重なり、日経平均株価が前週末比で2,892円安という歴代3位の大暴落を演じました。一時は下げ幅が4,100円を超えるなど、まさに総悲観の一日となりましたが、衝撃の月曜日から一夜明け、本日3月10日のマーケットは失われた信頼をどこまで回復できるかの瀬戸際に立っています。
期待されるのは、昨晩のニューヨーク市場で見られた力強い反発です。ダウ平均が239ドル高、ナスダックが308ドル高と揃って値を戻したことで、世界的なパニック売りには一旦の終止符が打たれました。昨日の日本市場を支配した過度な恐怖心は一服し、寄り付き直後は値ごろ感からの自律反発が期待される展開です。
しかし、手放しでの楽観を阻むのが、一段と歩みを進めた円高の存在です。円相場は1ドル157円台後半まで値を上げており、昨日の暴落を引き起こした「円高による輸出株売り」の圧力は依然として残っています。米株高の恩恵を円高の向かい風がどこまで相殺してしまうのか、輸出セクターの戻りの鈍さが指数全体の反発力を試すことになりそうです。
この「米株高」と「円高」の綱引きに決着をつけるのが、取引開始直前に発表される国内の主要経済指標です。8時30分発表の家計調査、そして8時50分のGDP改定値を通じて、日本経済の底堅さが改めて証明されれば、円高圧力を押し返して反発に勢いがつく可能性があります。昨日の悪夢を振り払い、正常な相場環境への第一歩を踏み出せるか。極めて重要な火曜朝の攻防が始まります。(編集担当:エコノミックニュース編集部)

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