今回のニュースのポイント
・米ハイテク株が上げを主導、3指数続伸: ダウ平均、S&P500、ナスダックがそろって上昇。NvidiaなどのAI関連銘柄への物色が続いており、きょうの東京市場でも半導体やグロース株の買い戻し要因として意識されそうです。
・インフレ懸念を抱えつつ「成長性」を注視: 原油先物は中東情勢を背景に高値圏にありますが、前週の急騰からは落ち着きを見せ、VIX指数も23台まで低下しました。コスト高を上回る利益成長をAIセクターは維持できるとの見方が、市場全体の支えになっているとの指摘もあります。
・1990年代以来の歴史的円安とイベント前調整: ドル円は159円台後半と、1990年代以来の水準に迫る歴史的な円安圏に張り付いています。輸出企業の収益には追い風ですが、輸入コスト増が家計の重しとなる中、明日以降のFOMC・日銀会合を前に、後場にかけては持ち高調整の売りが出やすい地合いも想定されます。
18日の東京株式市場は、前日の米株式市場で主要3指数がそろって続伸した流れを引き継ぎ、日経平均株価は5万3,700円台から節目の5万4,000円台乗せを試す動きで始まりそうです。米市場ではハイテク株を中心にリスク選好の動きが続いており、東京市場でも指数寄与度の高い半導体関連株などが相場を下支えする見通しです。
昨晩の米市場では、AI(人工知能)関連銘柄が引き続き上昇を牽引しました。注目すべきは、原油価格が依然として高値圏にあり米長期金利も高止まりする中で、投資家の心理状態を示すVIX指数(恐怖指数)が23台へと低下した点です。これは依然としてボラティリティが高い水準ながらも、前週の急騰局面からは市場が落ち着きを取り戻しつつあることを示唆しています。「コスト高を上回る利益成長をAIセクターは維持できる」との見方が、相場の下支え要因になっているとの指摘も聞かれます。
日本株にとっては、米ハイテク高が追い風となる一方、為替市場でのドル円160円接近が複雑な影響を及ぼしています。159円台後半という、1990年代以来の水準に迫る円安は、自動車や機械などの輸出企業には採算向上要因となりますが、エネルギー・食料品の輸入価格を押し上げるため、内需企業や家計には強い負担となります。
きょうの焦点は、主力のハイテク株にどこまで買いが広がるかです。寄り付き直後に5万4,000円台を回復し、その水準を維持できるかが強気派の試金石となります。ただし、明日以降に控えるFOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀金融政策決定会合という重要イベントを前に、積極的な買い上がりは限定的となる可能性もありそうです。後場にかけては、イベントリスクを避けるための持ち高調整の売りが出やすい地合いも想定されます。
原油・金利・円相場という三つのリスク要因が、どの程度株価に織り込まれていると見るかが、きょうの売買スタンスを左右することになりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部)

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