今回のマーケットのポイント


・5万4,000円台後半へ一気に浮上: 日経平均は寄り付きから買いが優勢となり、上げ幅は一時1,200円に迫る勢いを見せました。前場終値(前引け)は5万4,898.44円と、節目の5万4,000円を大きく上回る強い足取りです。


・米株高と投資家心理の改善: 前日の米国市場でダウ平均、S&P500、ナスダックの主要三指数がそろって続伸。足元では国際的な原油価格の上昇が一服していることも投資家心理の改善につながり、東京市場への資金流入を加速させました。


・主力株への買い戻しが加速: 米株高の流れを引き継ぎ、指数寄与度の大きい主力株や成長期待の高い銘柄に幅広く買い戻しが入りました。また、為替の円安基調も企業収益への期待を通じて相場を下支えしています。


 18日前場の東京株式市場は、大幅な上昇となりました。日経平均株価の前場終値は、前日比1,198.05円高の5万4,898.44円。上昇率は2%を超え、投資家の強気姿勢が鮮明となった午前中の取引でした。


 相場の牽引役となったのは、前日の米国市場の力強い動きです。米主要三指数が揃って続伸し、とりわけ成長株比率の高い米株指数の上昇が、東京市場でも指数寄与度の大きい主力株や成長期待の高い銘柄への買い戻しを誘発しました。また、足元で国際的な原油価格の上昇が一服したことで、過度なインフレ警戒感が和らぎ、マーケット全体に安心感が広がったことも大きな要因です。


 為替市場においてドル円が足元でも円安圏で推移していることも、株価の押し上げに寄与しています。輸出関連を含む主力株に、円安による業績の上振れを期待した買いが入り、インデックス(指数)主導で全体が底上げされる展開となりました。


 こうした急騰は、株式や投資信託を保有する家計の資産形成にもポジティブな影響を及ぼします。保有資産の評価額上昇は個人投資家のマインドを改善させますが、一方で、短期間での急ピッチな上昇に対しては「高値警戒感」もくすぶります。5万5,000円という大台を前に、利益確定売りを出すタイミングを探る動きも交錯する、非常に熱量の高い地合いと言えます。


 後場の焦点は、引き続き為替の動向とアジア株の反応、あるいは米株先物の動きです。海外勢と国内個人勢の需給がどう傾くかによって、5万5,000円台を維持、あるいは突破できるかどうかが左右されそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部)

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