今回のニュースのポイント


・米国市場の反発:前日の米国株市場では、NYダウが前日比305ドル高の4万6429ドルと反発。ナスダックやS&P500もそろって上昇し、米国とイランの停戦案をめぐる報道を受けた中東情勢の緊張緩和への期待が買いを誘いました。


・円安159円台への接近:ドル円相場は1ドル=159円前後の円安水準で推移しており、25日深夜以降は一時159円台半ばまで上昇する場面も見られました。海外投資家による先物を中心とした買いが入りやすい地合いとみられ、寄り付きの気配を押し上げる要因となりそうです。


・高値圏での需給の綱引き:日経平均はすでに5万3000円台後半まで上昇しており、寄り付き後は利益確定売りとのせめぎ合いが想定されます。159円方向への為替の振れ幅が、短期的なトレンドの鍵を握ります。


 26日寄り付き前の東京株式市場は、買い優勢でのスタートが見込まれます。前日の米国市場で主要3指数がそろって反発した流れを引き継ぎ、寄り付きから日経平均株価も堅調な出だしとなりそうです。一方で、指数が年初来の高値圏にあることから、利益確定や戻り売りとの綱引きも意識される場面になりそうです。


 前日の米国市場では、NYダウが4万6429ドル49セントと前日比305ドル43セント(0.7%)高、ナスダック総合指数も2万1929ポイント(0.8%)高、S&P500指数も6592ポイント(0.5%)高と、主要3指数がそろって上昇しました。米国とイランの停戦案をめぐる報道を受け、中東情勢の緊張緩和への期待が意識され、買いが優勢となりました。この流れと円安基調を背景に、本日の東京市場でも日経平均は買い先行で始まりやすく、高値圏での値動きが意識されるでしょう。


 為替市場では、ドル円相場が1ドル=159円前後の円安水準で推移しており、25日深夜以降は一時159円台半ばまで上昇する場面も見られました。前日の日本市場終値時点の158円台後半から一段と円安方向に振れており、自動車や機械などの輸出関連銘柄には引き続き追い風となります。

日本株は海外投資家の売買比率が高く、米株の反発と円安が重なる局面では、先物を中心とした海外投資家の買いが入りやすい地合いとみられ、寄り付きの気配を押し上げる要因となりそうです。


 しかし、日経平均はすでに5万3000円台後半まで上昇しており、心理的な節目を前にポジション調整の売りが増える可能性も否定できません。寄り付き後は、米株高を好感した買いと、戻り売り・利益確定売りの勢力争いが想定されます。投資信託や新NISAを通じた家計の含み資産が拡大する一方、短期的には高値警戒と押し目待ちがせめぎ合う地合いとなり、投資家の慎重な姿勢が続く局面といえます。


 本日の焦点は、以下の3点に集約されます。


1.米株上昇を受けた寄り付きのギャップ(どの程度の高寄りとなるか)


2.寄り付き後の日経225先物の方向(さらなる高値を追うか、売りが優勢となるか)


3.ドル円が159円台を固めるか、あるいは158円台に押し戻されるか


 週後半にかけては米国の主要な経済指標やFRB関係者の発言が控えており、それらを見極めるまでは、日本株も高値圏でもみ合う神経質な相場展開が続きそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部)

編集部おすすめ