今回のニュースのポイント
・「米株高」の追い風を活かしきれず: 前日のダウ平均が300ドル前後上昇するなど米株が反発し、CME先物も買い優勢を示唆していましたが、東京市場は寄り付き直後がピークとなりました。前日に約1,500円(約2.9%)急騰した反動もあり、大台の5万4,000円を目前にして利益を確保しておきたいという売り圧力が強まりました。
・158円台後半の「円安」でも限定的な支え: 為替市場では1ドル=158円台後半という円安水準が続いており、輸出関連株には本来追い風の環境。しかし、中東情勢をめぐる不透明感が残る中で、投資家は原油相場や関連ニュースをにらみながらリスクテイクを抑制する動きが目立ち、様子見ムードが広がりました。
・5万3500円近辺で下げ渋る展開: 後場は一時マイナス幅を広げる場面があったものの、節目の5万3,500円近辺では押し目買いの動きもあり、下げ渋る展開に。結局、節目水準はおおむね維持されました。明日以降、月末のポジション調整を前に、このレンジを維持できるかが最大の焦点となります。
26日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比145円97銭安の5万3,603円65銭と反落して取引を終えました。前日に大幅高を記録した後の「踊り場」として、上値の重さと慎重な投資家心理が改めて浮き彫りになった格好です。
一日の値動きを振り返ると、朝方は前日の米主要3指数が揃って反発した流れを受け、買い先行でスタート。一時5万3,800円台まで浮上する場面もありましたが、そこが本日の高値圏となりました。前場の半ば以降は、アジア株の軟調な推移などを意識した戻り売りが優勢に。個人や海外投資家による利益確定売りが指数を押し下げたとみられます。
株価水準は歴史的高値圏にある一方で、物価高や実質賃金の伸び悩みといった家計側の制約から、消費関連株の上値は重くなりやすい局面と言えます。
今晩以降の焦点は、やはり米国の金利動向と中東情勢の行方です。為替が158円台後半という円安水準を維持しつつ、先物市場で再び5万4,000円台を伺うエネルギーが蓄積されるのか、あるいは期末のポジション調整売りが加速するのか。
明日以降、5万3,500円~5万4,000円という狭いレンジ内でのもみ合いをどちらに抜けるかが、新年度に向けた相場の方向性を占う試金石となります。短期的な材料に振らされすぎず、相場の基調を見極める姿勢が求められます。(編集担当:エコノミックニュース編集部)

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