今回のニュースのポイント
・米3指数安を受けたギャップダウン: 前日の米国市場でNYダウが469ドル安、ナスダックが2%超の下落となった流れを引き継ぎ、寄り付きから300円超の下げ幅でスタート。AI関連の過熱感や米金利動向への警戒が売りを誘発しました。
・「円安メリット」より「リスクオフ」: 為替は1ドル159円台前半と円安水準ながら、地政学リスクや原油高への懸念が勝り、輸出株への買いは限定的。むしろハイテク・半導体などの値がさ株に利益確定売りが目立ちました。
・節目での戻り待ちの売り: 前場中盤には押し目買いで下げ渋る場面もありましたが、5万3000円~5万3500円台の節目では戻り待ちの売りが厚く、引けにかけて再び下げ幅を拡大する軟調な展開となりました。
27日の東京株式市場・前場の日経平均株価は、前日比458円32銭安の5万3145円33銭と大幅に反落して取引を終えました。株式市場は米国発の逆風を受け、リスクオフの動きが強まりました。
主な背景としては、前日の米国市場における主要3指数の軟調な動きが挙げられます。特にナスダックが2%を超える下落となったことで、東京市場でも指数寄与度の高い半導体関連やハイテク株を中心に、寄り付きから売りが先行しました。背景には、インフレ指標の強さを受けた米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待の後退や、中東情勢の緊迫化に伴う原油高への警戒感があります。
寄り付きのギャップダウン後、中盤には自律反発を期待した押し目買いが入る場面も見られましたが、戻り局面では先物主導の売りが上値を抑える形となりました。前引けにかけては、中東情勢の緊迫化など地政学リスクが改めて意識され、主力株への戻り待ちの売りが膨らみ、安値圏で前引けとなりました。
本日前場は、全面安一色というより、5万3000円台という過去の水準と比べても高値圏にある主力株を中心に、ポジション調整の売りが目立つ展開となりました。材料に対して利益確定売りが出やすい地合いとなりました。
後場に向けては、アジア株の動向や米株先物の動きをにらみながら、節目となる5万3000円ラインを維持できるかどうかが焦点となります。週末を控えた持ち高調整の売りも出やすい時間帯に入るため、慎重な投資判断が求められる局面となっています。(編集担当:エコノミックニュース編集部)

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