今回のニュースのポイント


・前場は2,436円安の大幅反落: 30日午前の東京株式市場で、日経平均株価は前週末比2,436円94銭安の5万0,936円13銭(およそ5万0,900円台前半)で前場の取引を終えました。


・米主要3指数が大幅続落: 前週末の米市場でダウ平均が793ドル安、ナスダックが2%超下落。

中東情勢の緊迫化による原油高と米長期金利上昇がリスク回避の動きを強めました。


・配当落ちと投資家心理の悪化: 本日は3月末の配当落ち日(インデックスへの影響はおおむね350円前後と試算)にあたるうえ、外部環境の急激な悪化が重なり、下げ幅は一時2,800円を超える場面もありました。


前場の日経平均は2436円の大幅反落


 30日の東京株式市場・前場の日経平均株価は、前週末比2,436円94銭安の5万0,936円13銭で取引を終えました。前週末の米株急落に加え、為替が1ドル=159円台後半で推移したことが意識されました。東証プライムの値下がり銘柄数が値上がりを大きく上回り、ほぼ全面安の商状となりました。朝方には売りが加速し、下げ幅は一時2,800円を超える場面(2,806円安の5万0,566円)もありましたが、前引けにかけては心理的節目の5万1,000円を巡る一進一退の攻防が続きました。


中東情勢の緊迫化と米株安の連鎖


 前日の米株式市場では、ニューヨークダウが前日比793.47ドル安(4万5,166.64ドル)、ナスダック総合指数も459.72ポイント安(2万0,948.36)と、主要3指数がそろって大幅に続落しました。 中東情勢の緊迫化を受け、WTI原油先物5月限は前日比5.16ドル高の99.64ドルと続伸し、取引時間中には一時100ドルを突破しました。このエネルギー価格の高騰がインフレ長期化懸念を再燃させ、米長期金利の上昇を招いています。FRB(米連邦準備理事会)の高金利政策が長期化するとの見方が強まり、リスク回避の売りを誘いました。シカゴCMEの日経平均先物は大阪終値比およそ1,500円安まで売られており、その水準をなぞる形で東京市場も大きく水準を切り下げました。


後場に向けた「160円台」とアジア市場の動向


 後場に向けては、為替相場が再び1ドル=160円台に乗せるかどうかに加え、アジア株式市場の動向や米株価指数先物の値動きが引き続き注目されます。

投資家の間では、今回の米株急落が中東情勢と原油高を背景とした「一時的な調整」にとどまるのか、あるいは金融引き締め長期化と景気減速懸念を織り込む「トレンド転換」の入り口となるのかが最大の焦点です。外部環境の不透明感が強いなか、日本株も当面は値動きの荒い展開が続く可能性があります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)

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