今回のニュースのポイント
大引けは1,276円安の大幅続落:日経平均は前日比1,276円41銭安の5万2,463円27銭で取引を終了。トランプ大統領の演説を受けた地政学リスクの高まりから、節目の5万3,000円を割り込み、一時5万2,000円台前半まで売られる厳しい展開となりました。
中東リスクと原油高への警戒感:トランプ氏が対イラン軍事作戦の継続に強い意欲を示したことで、早期停戦への期待が後退。原油高が長期化した場合のスタグフレーション(不況下のインフレ)への懸念が意識され、輸送株やハイテク株を中心に売りが加速しました。
急騰後のポジション調整が鮮明に:3月後半からの記録的な上昇に対する「巻き戻し」の動きが続いています。海外投資家を中心としたリスク回避姿勢の強まりもあり、先物主導での売りが指数を押し下げた一方、内需株などには一部で押し目買いも確認されました。
2日の東京株式市場、日経平均株価は大引けにかけて一段と下げ幅を広げ、前日比1,276円41銭安の5万2,463円27銭で取引を終えました。前日の大幅反落に続く1,000円超の下落となり、心理的節目であった5万3,000円を大きく割り込む不安定なスタートとなりました。本日の市場では、日本時間午前に行われたトランプ米大統領のイラン情勢に関する国民向け演説を受け、世界的なリスク回避(リスクオフ)の流れが加速しました。主要メディアの報道によると、トランプ氏は演説で対イラン軍事作戦の継続を表明し、今後数週間にわたって極めて激しい打撃を与える方針を示唆。早期の事態収拾を見込んでいた市場の期待が剥落し、中東リスクの長期化と原油高を嫌気した海外勢の売りが、日本株にも波及したとの見方が広がりました。
海外投資家を中心としたリスク回避姿勢の強まりもあり、先物主導での売りが指数を押し下げたとの見方も出ています。エネルギーや防衛関連を除いて売りが先行した外部環境の変化を、本日の東京市場も色濃く引き継いだ形です。
為替相場では、ドル円が1ドル=158円台後半を中心に上下し、一時159円近辺まで値を戻す場面もありました。
相場の方向感としては、3月後半からの急ピッチな上昇に対する「巻き戻し」が続いています。新年度入り直後から、地政学リスクと金利・為替要因が複雑に絡むボラティリティの高い相場となっており、4月相場は波乱含みの展開となっています。今後は、緊迫する中東情勢と原油価格が一段と悪化するのか、あるいは外交努力により落ち着きを取り戻すのかが最大の焦点となります。あわせて、米長期金利と米株価がどの水準で下げ止まり投資家心理が改善するか、また為替が再び160円台の円安方向に振れるのか、それとも158円台で安定推移するのかについても注視が必要です。日経平均が5万2,000円台を維持してもみ合いに入れるのか、それとも5万1,000円台まで下値を試す流れになるのか。明日以降の値動きが、4月相場全体の地合いを占う極めて重要な局面となりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)

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