今回のニュースのポイント


日経平均が660円高と大幅反発:昨日の1,276円安という記録的な下落を受け、値ごろ感からの自律反発を狙った買いが先行。終値で5万3,000円台の大台をしっかりと回復しました。


米ハイテク株高が支援材料に:米ナスダック指数の上昇を受け、東京市場でも半導体関連など主力銘柄に買い戻しが入りました。中東情勢についても、当面の全面的な封鎖や急激な軍事エスカレーションへの懸念がやや後退したとの見方もあり、投資家心理を改善させました。


戻り待ちの売りと強弱感が交錯:前場には一時900円超まで上げ幅を広げる場面もありましたが、原油高や地政学リスクへの根強い警戒感から、大引けにかけては戻り売りに押されるなど、全面的な強気相場には至っていません。


3日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に反発しました。終値は前日比660円22銭高の5万3,123円49銭となり、昨日の記録的な下落に対する自律反発の動きが鮮明となりました。前日の米国市場では、ダウ工業株30種平均が0.13%安と小反落した一方、ナスダック総合指数が0.18%高、S&P500種指数が0.11%高と小幅に上昇して引けました。これを受け、本日の東京市場では米景気やハイテク株への過度な警戒感は後退し、日本株のハイテク銘柄に買い戻しが入りやすい地合いとなりました。


本日は寄り付きから主力株を中心に買いが先行し、前場には一時上げ幅が900円を超える場面も見られました。方向感としては「中東情勢をにらみながらも、売られ過ぎ感を背景に戻りを試す一日」となり、指数は終始プラス圏を維持しました。しかし、買いの中心は前日までに大きく売られていたハイテク株や景気敏感株の買い戻しにとどまっており、原油高や地政学リスクへの警戒感は依然として残っています。そのため、後場は高値圏でもみ合いながらも、節目の5万3,000円台を維持して取引を終える形となりました。


背景要因としては、為替市場の動向も注視されています。

為替市場ではドル円が1ドル=159円前後を中心に、159円台半ばから後半のレンジで推移しており、歴史的な円安水準を維持しつつも、160円台からやや円高方向に戻った水準での小康状態が続いています。依然として円安が日本株の下支え要因として機能していますが、今夜の米雇用統計の結果次第では、ドル円が再び160円方向へ振れ、輸出株には追い風、内需株には逆風となる可能性もありそうです。


今後の焦点は、中東情勢と原油価格がさらに落ち着きを見せるのか、それとも再び緊張が高まるのかという点に集約されます。また、雇用統計を受けて米株の反発基調が持続するかどうかも重要です。日経平均が5万3,000円台を足場に再び高値圏をうかがうのか、あるいは戻り待ちの売りに押されて上値の重さが意識されるのか。来週にかけての値動きが、波乱の幕開けとなった4月相場の方向性を占うことになりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)

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