2020年はEVやPHVなど環境負荷の少ないエコカー、次世代自動車が中国市場を牽引役として世界的に大きく成長する見込みであった。しかし、昨年12月からの中国武漢に端を発する新型コロナウイルス感染症の世界的流行で中国をはじめ世界の自動車市場全体が大きく減速する事態となっている。
22日に矢野経済研究所が車載モータの世界市場に関し調査結果を公表しているが、これによれば車載モータの世界市場は新車販売台数ベースで18年は約32億3700万個と推計され、17年の約31億5300万個と比べ102.7%と緩やかに成長している。
19年は世界の自動車販売台数自体が米中貿易戦争や英国のEU離脱など貿易環境の悪化を背景にマイナス成長となっており、車載モータの世界市場も32億2900万個とわずかではあるものの前年割れになる見込みだ。さらに今年20年については、新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で30億5900万個と大幅な前年割れになると予測されている。
新型コロナパンデミックによる自動車市場自体の低迷が車載モータの需要にも大きな影響を与える見込みではあるものの、クルマの電動化は世界的なトレンドとなっており、今後もモータの搭載数が増加傾向で推移することは確実と見込まれる。しかし、アフターコロナの世界では従来の実績や見込みよりも鈍化した成長となる見通しだ。
世界の自動車販売台数の中でICE(内燃機関)が占める割合は18年で約95%であるが、今後はEVやPHVなどのxEV(電動車)の台頭によってICEのシェアは漸減していくとみられる。しかし一方で、インドやアフリカなどの経済発展の著しい地域で自動車の需要が急拡大し、比較的安価なICE車への需要は根強く残り、ICEニーズは直ちには消失しないと見込まれる。こうした事情を背景に、自動車販売台数が回復基調となりICEニーズがピークアウトとなってxEVが本格的に普及をはじめるのは25~30年頃とレポートは予測している。
レポートではxEVの世界販売台数を30年に1787万台まで成長すると見込んでいる。さらにクルマ1台あたりの車載モータ搭載数の増加も考慮すると、車載モータの世界市場は25年には39億3700万個、30年には56億6300万個規模まで拡大すると予測される。(編集担当:久保田雄城)

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