国民民主党と両党解党のうえで新党設立を提案している立憲民主党の枝野幸男代表は１６日の記者会見で、社会民主党、日本共産党、れいわ新選組などとの合流や連携といった考えについて記者団の問いに「共同会派を組んでいらっしゃる皆さんとは一つの政党に成りうる理念・政策の共有があり、信頼醸成を重ねてきたと思っている」と強調した。


　枝野代表は「社会民主党さんとの間でもさまざまな協議がこの間進んでいる。

今回の提案を国民民主党さんに受け入れていただいた場合には、その前提が若干変化する部分があると思っているので、今後、もし前進する場合には、そうしたことについては幹事長間で報告をさせていただく」と柔軟な対応をしていく考えを示した。


　枝野代表は原発などのエネルギー政策や消費税などで国民民主党との間で考え方に違いがあるのではないか、との問いには「政党として軸となるべき理念、基本的考え方、将来の社会像というようなことについて共有していることは重要だ」とした。


　そのうえで「個別具体的な政策の違いなどについては、この１年間の共同会派の運営を通じて大きな問題はなく、他の政党と比べて遜色なく、共同会派として意見の違いを乗り越え、一体的に活動できたと自信を持っている」と政党内に個別政策について一定の幅があるのは当然との認識を見せた。（編集担当：森高龍二）

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