【写真】乃木坂46 堀未央奈、涙のラストステージ【6点】
ライブのスタートは、2期生メンバー曲『アナスターシャ』。今回のコンサートがラストステージとなる堀未央奈がセンターポジションに立った。その後も『ライブ神(しん)』『Am I Loving?』と2期生曲を続けて披露、『走れ!Bicycle』で冒頭ブロックを締め括った。
乃木坂46の2期生最終オーディション日は2013年3月28日。満8年の年月が経ち、本番日はいわゆる2期生の誕生日。MC中には「Happy Birthday 2期生」と合唱するも、その日に堀がラストステージとなる事で、複雑な胸中を語る各メンバー。
秋田出身の鈴木絢音は、「私が秋田から東京に出てきて、未央奈が岐阜から東京に出てきて、地方出身メンバーはホテルに宿泊しながらレッスンを受けていたので、未央奈とよくホテルの部屋で練習した事を覚えている。」と、堀との思い出を熱く語った。
ライブ中盤では全員センター企画を開催。ライブ前にメンバーが必ず行なう円陣のスローガンとなっている「笑顔」「感謝」「努力」に合わせ、各メンバーが思い入れの楽曲をセレクトし、センターを担う企画となった。
中でも堀は、「2期生メンバー全員が選抜に入れるように頑張っていたのに、13thシングルで2期生メンバーが誰も選抜に選ばれなかった…」と、こらえていた涙を流しながら『嫉妬の権利』『今、話したい誰かがいる』を披露した。
終盤では堀がセンターを務め、『世界で一番 孤独なLover』『ハルジオンが咲く頃』『きっかけ』などを披露。本編ラストでは、総合プロデューサー・秋元康氏が、昨年3月に生配信された「幻の2期生ライブ」の為に書き下ろした楽曲『ゆっくりと咲く花』で幕を閉じた。
アンコールでは堀のMCからスタート。自分を支えてくれている母親への思い、そしてメンバーへの思いを語った後、自身初のソロ曲『冷たい水の中』、そして初めてセンターを務めた7thシングル『バレッタ』を2期生メンバーだけで涙ながらに披露。
その後MCで、各2期生のメンバーから堀へのメッセージが贈られた後、母親からの手紙がサプライズとして届けられ鈴木が代読。涙が止まらないMCとなった。
堀にとって本当に最後となる楽曲は、オープニングでも披露された『アナスターシャ』。2期生メンバーが最も大切にしている楽曲でもある。ところがこの曲の間奏の時に、1期生・3期生・4期生のメンバーが更にサプライズとして登場。堀自身にも知らされておらず、驚きと涙で溢れかえり、ラストステージの幕は閉じた。
16歳で乃木坂46オーディションに合格後、すぐにセンターを担い、2期生メンバーのエースとして活躍してきた堀未央奈。アンダーメンバーを経験していた時期は、挫折しそうになった事もある。
この8年間で色々な思いや数多くの経験をしてきただけに、アイドルを卒業した今後の彼女に期待したい。
▽セットリスト
乃木坂46「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~2期生ライブ~」(2021.3.28)
M1:アナスターシャ
M2:ライブ神
M3:Am I Loving?
M4:走れ!Bicycle
M5:日常
M6:君の名は希望
M7:ゴルゴンゾーラ
M8:サヨナラの意味
M9:ここじゃないどこか
M10:太陽ノック
M11:ボーダー
M12:別れ際、もっと好きになる
M13:嫉妬の権利
M14:今、話したい誰かがいる
M15:君に贈る花がない
M16:世界で一番 孤独なLover
M17:かき氷の片想い
M18:スカウトマン
M19:ハルジオンが咲く頃
M20:きっかけ
M21:ゆっくりと咲く花
※本編終了
EN1:冷たい水の中
EN2:バレッタ
EN3:アナスターシャ
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