AKB48峯岸みなみが5月22日(土)、ぴあアリーナMMにて自身の卒業コンサートを開催した。

【写真】指原莉乃、大島優子、高橋みなみらOGも続々登場、卒コンの模様【20点】

2005年12月8日に1期生としてデビューした峯岸みなみ。
この日開催した「17LIVE presents AKB48 15th Anniversary LIVE 峯岸みなみ卒業コンサート ~桜の咲かない春はない~」は15年半にも及ぶ長いアイドル人生の集大成となった。

コンサートは自身のソロ楽曲『私は私』のアカペラからスタートした。歌声で会場を満たし、オープニングからファンの心を釘付けにすると、続いて、峯岸の「AKB48が大好きだ~!!」の掛け声で、卒業生を含む初代峯岸チーム4メンバーが登場。

小島真子・西野未姫をはじめとする卒業メンバー9名と、岩立沙穂岡田奈々村山彩希ら現役メンバー5名で峯岸チーム4の楽曲『清純フィロソフィー』を、さらに現役メンバーも加わりAKB48らしく大人数で『LOVE修行』をパフォーマンス。

MCでは、岡田奈々が、昨日、峯岸がチーム4のグループLINEに感動のメッセージを送ってくれたことを明かした。さらに向井地に1年越しの卒業コンサートの開催について聞かれた峯岸は「お待たせしました。本当はこのまま卒業しないんじゃないかと囁かれていたんですけど(笑)、まだまだ世の中大変な状況が続く中でこうして大きな会場でたくさんの人に見守られながら卒業コンサートができることを本当に嬉しく思っています。みなさん全力で最後までついてきてください!」と挨拶した。

ユニットパートでは、『渚のCHERRY』を歌う千葉恵里のバックダンサーを、峯岸・大家志津香宮崎美穂の先輩メンバーが務め、『逆転王子様』では、峯岸・小栗有以・山内瑞葵の3人でアイドル全開のパフォーマンスを披露。また、AKB48として長きにわたり共に歩んできた柏木由紀とは『また あなたのこと考えていた』を、見つめ合いながらしっとりと歌い上げた。

中盤では、事前のコンサート打ち合わせで峯岸がスタッフに、「○○は自分のブランド、○○はレシピ本が出るから忙しいと思うし、卒コン出てくれないんじゃないかなぁ?(各々の)告知してもいいからって言ってもなぁ~。コンサート出てくれないかなぁ?」とぼやく映像が映し出されたが、映像終わりで同じ1期生の小嶋陽菜と高橋みなみがステージに堂々の登場。
3人のユニット「ノースリーブス」結成のきっかけとなった『純愛のクレッシェンド』や、『唇 触れず…』『Relax!』を披露した。

ゲスト2人のマイクスタンドにはガッツリと宣伝アイテムが貼られ、お約束の宣伝トークが繰り広げられたが、峯岸も便乗して「WOWOWさんに密着していただいて『フードトラッカー峯岸みなみ』という番組の放送・配信が7月12日から放送と配信が始まります! ぜひみなさん、よろしくお願いします!」とちゃっかり宣伝。高橋に「めちゃくちゃ告知するじゃん!」と突っ込みを入れられ、息の合ったトークで会場を沸かせた。

続いて、卒業生の秋元才加宮澤佐江が登場。込山チームKメンバーと一緒に、チームKの代表曲『転がる石になれ」を力強くパフォーマンス。

さらに次の『Choose me!』では、楽曲のオリジナルメンバーである峯岸と先日結婚の発表をした河西智美北原里英・指原莉乃が登場し、横山由依をはじめとする現役メンバーと共に披露した。
最後の1期生・峯岸みなみの卒コンにOG続々登場「私にとってAKB48が必要だった」【写真20点】


峯岸が「ともーみ(河西)、さっしー(指原)、きたりえ(北原)、来てくれましたありがとう!」と言葉をかけると河西から「みぃちゃん、卒業おめでとう!」と伝えられ、峯岸も「あ、ともーみも結婚おめでとう!」と互いにお祝いの言葉を交わした。また指原が山内をはじめとする現役メンバーのお悩み相談に答える一コマも。

さらに、出演舞台の関係でどうしても会場に来ることができなかったという1期生の前田敦子からは峯岸へコメント映像が届き「みぃちゃんお疲れさまでした。『今日は超楽しかった』そんな1日にしてください! かっこいい最後を決めちゃってください!」とエールが贈られた。

コンサートも後半に入り、高橋みなみが現役メンバーとともに『RIVER』を披露。小嶋陽菜は『大声ダイヤモンド』を。
そして『上からマリコ』では、今や一児の母となった篠田麻里子が登場。『ポニーテールとシュシュ』では先日、懐妊を発表した板野友美が出演し、さらに『ヘビーローテーション』では大島優子が登場するなど、かつての神セブンメンバーが立て続けにステージへ。峯岸と現役生を加えて繰り広げられたレアなパフォーマンスに会場は熱気の渦で包まれた。

大島が「みんな『LOVE修行』見てくれた?」と意味深な言葉を残してステージを去ると、この日の3曲目に披露した『LOVE修行』のVTRで、忍者さながらのポーズでチョコチョコと動いている人物が映し出され、それが大島だったことが判明。サプライズ出演していたことを知らされた客席のファンからは、マスク越しに笑みがこぼれた。
最後の1期生・峯岸みなみの卒コンにOG続々登場「私にとってAKB48が必要だった」【写真20点】


アンコールでは、峯岸の軌跡映像が流れ、ドレスに身を包んだ峯岸が涙目で登場し、声を震わせながら挨拶した。

「13歳の時にAKB48に入って、順風満帆とは言えませんでした。応援してくれる人を悲しませちゃったりとか、傷つけちゃったこともあったと思うし、自分の撒いたタネで意見を浴びたりとかもあったんですけど、今思うとAKB48に入って全く後悔をしていない自分がいます。むしろAKB48に私が必要だったのかわからないですけど、私にとってはAKB48が必要だったんだとこのステージに立って改めて思いました。

なんでこんなに楽しくて幸せなことばっかり浮かぶんだろうって思ったら、今日このコンサートの最中に答えは見えてて、どんなに落ちても、いつもたくさんのメンバーに支えられてきました。今こうしてステージに立ってもらったメンバーたちと、楽しいAKB人生を送らせていただきました。たくさんのスタッフさんたちにも甘やかせていただきました。
このドレスは、このステージは、あの時(AKB48を)辞めていたら私のものではなかったと思いますし、卒業の覚悟を決めるのをここまで待って本当によかったな、と思います。

何より会場にきていただいた皆様、配信で観ていただいている皆様、こんな私をアイドルにしてくださって本当にありがとうございます。私がここまで続けてこれたのは、ファンのみなさまの声援、励ましがあって、1日1日寿命をのばしてきました。ここまでたどり着くのに私は15年かかってしまったんですが、在籍しているメンバーには卒業するときにこんな(今の私のような)気持ちで卒業して欲しいです。AKB48をずっと一番のアイドルグループでいさせてください。これからもAKB48をよろしくお願いします」

その後、ソロで再び『私は私』を歌い上げ、自身の卒業曲『また会える日まで』を現役メンバーと披露した。
最後の1期生・峯岸みなみの卒コンにOG続々登場「私にとってAKB48が必要だった」【写真20点】


AKB48のデビュー曲『桜の花びらたち』では、2005年12月に共にAKB48劇場をスタートした1期生から順にステージに登場。卒業生31人と現役メンバー64人全員で『桜の花びらたち』を披露し、卒業セレモニーもフィナーレへ。

峯岸が「この日のためにAKB481期生のみんなも駆けつけてくれました。みんな本当にありがとう!」とコメントすると、折井あゆみは「7人のお客さんから始まった私たちに、こんなにたくさんの人が集まってくれた景色を見せてくれてどうもありがとう! そしてAKB48も15周年おめでとうございます! バトンをつないで走ってくださった全てのメンバー、秋元先生、スタッフの皆さん、そして何より、ファンのみなさんに心より御礼申し上げます!」と言葉をかけ、峯岸が改めて卒業生に向けて「私のために集まってくれて、本当にありがとうございました!」と感謝の気持ちを伝えた。

卒業メンバーとAKB48の未来を担う後輩を繋ぐことが「最後の1期生」である自分の務めとして、このコンサートに臨んだ峯岸みなみ。多くの卒業メンバーと現役メンバーがひとつのステージに立ち、AKB48、15年の歴史を感じさせる公演となった。


最後は現役メンバー全員と『10年桜』を披露。客席を見つめ「終わっちゃったー! みなさん、今日は会場にきてくださって、配信を見てくださって、本当にありがとうございました」と改めて挨拶し、「それではみなさん、アイドル峯岸みなみとはここでお別れですが、引き続き、AKB48と峯岸みなみをよろしくお願いします。死ぬほど幸せです! アイドルになれて良かったー!!」と大声で挨拶。峯岸ひとりステージに残り「今日の日のことを一生忘れません、みんなも忘れないでください! 約束ね! ばいばーい!!」と笑顔でステージを後にした。

なお、峯岸みなみの卒業公演は5月28日(金)にAKB48劇場にて行われる予定だ。
最後の1期生・峯岸みなみの卒コンにOG続々登場「私にとってAKB48が必要だった」【写真20点】
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