有村架純似の美女として話題になった小日向ゆか。グラビアやモデルとして活躍する一方、9月には『踊る!さんまご御殿!!』(日本テレビ系)などに出演。
放送終了後、「可愛すぎる」とSNSで大きな話題を呼んだ。年末から年明けにかけて本格ブレイク必至とも言われる彼女を直撃。バイトに明け暮れた学生時代の話からデビューのきっかけ、現在の仕事まで根掘り葉掘り聞いてみた。(前後編の前編)

【写真】有村架純似の美女と話題になった小日向ゆかの撮り下ろしカット【10点】

――今回は、小日向さんの人柄と活動についてお聞きしたいのですが、学生時代はどんな子でしたか?

小日向 そうですねぇ。小学生の頃はわりと活発な方で、公園に出かけてはアリンコを捕まえていました。中学生にあがってからは、地元が群馬県の田舎だったので、大きいショッピングセンターに行くくらいしかやることがなかったですね。友達はいたんですけど、昔から人見知りな性格だったので、ひとりでいることが多かった気がします(笑)。

――お話ししている感じとても明るい印象ですし、全くそんな感じがしないのですが……。

小日向 それが、高校で通信制の学校に通い始めてから、同世代の女の子と話す機会がめっきり減ってしまったんですよ。実家があまりお金がない方だったので、学校の課題をやる以外の時間はずっとアルバイトに費やしていました。だからどこかに遊びに行く時間もなく、通帳にお金が貯まっていくのを見るのが唯一の楽しみでしたね。

――そうだったんですね。
アルバイトはどんなことを?

小日向 一番ハードだったときは、朝コンビニで働いて、お昼にパスタ屋さん、夜は居酒屋で働いていました。回転寿司のキッチンやホテルのレストランで働いたこともあります。飲食系が多かったですね。

――遊び盛りの高校時代に、それほど働かれていたとは……。そんな小日向さんが芸能活動をはじめたのは、何がきっかけだったんでしょう?  

小日向 もともと、中学生の頃からモデルさんに憧れがあったんですよ。でも、親としては安定した職に就いてほしかったみたいで、絶対反対って感じだったんですよね。私も「そっかぁ、無理だよなぁ」って諦めモードになっていて。それで、アルバイト生活を続けていた20歳のときに、たまたま求人サイトでイベントコンパニオンのアルバイトを見つけたんです。東京まで出なきゃいけないとはいえ、群馬でできるアルバイトに比べたらお給料もいいし、実働時間も短い。しかも、憧れていたモデルのお仕事に近い感じがしたので、思い切ってやってみようかなって。芸能活動ってほどのことではないですけど、そこで被写体活動やSNSの発信をはじめて、少しずつグラビアやモデルのお仕事に繋がっていきました。

――いろんなアルバイトの延長上にイベントコンパニオンとの出会いがあったんですね。
それが結果的に憧れの仕事に結びついているのはすごいことです。

小日向 最初は、まさか雑誌やテレビに出させていただけるようになるなんて思ってもいませんでした。それに、イベントコンパニオンのなかでも、かわいい衣装を着て写真を撮ってもらう華やかな仕事は、SNSのフォロワーが数千人いないとできないんです。だから、まだSNSをやっていなかった頃は、展示会で商品説明をしたり、ティッシュ配りをしたり、結構地味なことばかりやっていたんですよ。交通費も出なかったので、群馬から通っているうちはネカフェに泊まることもありましたし。

――そんな苦労があったんですね。

小日向 でも、会場でレースクイーンさんの活動を目の当たりにして、モーターショーの存在を知ったんです。イベントコンパニオンには、こんなにも楽しそうで華やかな仕事があるんだって。群馬でアルバイト漬けの生活を送っていたときには、全く知らない世界の話だったので、すごく新鮮でした。せっかくなら私もモーターショーに出てコスプレをしたり、写真を撮ってもらったりしたい。そのためには、数千人のフォロワーさんがいないとダメだってことで、SNSでの投稿をはじめるようになったんですよね。

――現在、Instagramのフォロワー数は18万人です。
ここまで人気者になるには、相当工夫が必要だと思うのですが、具体的にどんなことを頑張ったんですか?

小日向 あ、18万人までいけたのは、今年に入っていろんなメディアに出演させてもらった効果が大きいです。SNSをはじめてから、いちばんフォロワーさんが増えた一年でしたから。はじめたての頃は自撮りが苦手で、そもそも写真を撮ることにあまり馴染みもなかったので、とりあえず実家の犬の写真とかをあげていたかなぁ。もちろん、フォロワーさんは全然増えなかったですけどね(笑)。そこから少しずつ、ハッシュタグを研究したり、フォロワー数が多い方の自撮りを参考にしたりして、じわじわとって感じです。ひとつ投稿がバズって、フォロワーさんが急に増えたかと思ったら、今度は投稿をあげるたびに減っていく……なんてこともありましたね。

――お手本を参考にしながら、コツコツ頑張ることが秘訣なんですね。それにしても、自撮りが苦手だったとは意外です。

小日向 昔から、写真に写る自分の顔が好きじゃなかったんですよね。子どもの頃の写真も全然残っていないですし、ずっと「写真って、何のために撮るんだろう?」って思っていたくらいです(笑)。だから、はじめて撮影会に出ることになったときも、正直不安で。やってみたい気持ちはあったはずなのに、いざやるとなったら「大丈夫かな?」って。
そんなとき「撮影会やってほしい」「やるんだったら行くね」といったコメントには、強く背中を押されましたね。

――そんな心境のなか、はじめて撮影会に出られたときの感想はいかがでしたか?

小日向 ビックリするくらい綺麗に撮っていただけて感動しました。撮影中もみなさん褒めてくださるし、撮影会を通してすごく自信がつきましたね。それから、写真を撮られることの楽しさも実感するようになりました。撮ってもらった写真を見返すことで、そのときの思い出を振り返られるのって、とても素敵なことですよね。今では自撮りも含めて「写真っていいなぁ」と思っています。

――群馬でのアルバイトよりお給料がいいという理由ではじめたイベントコンパニオンのアルバイトが、小日向さんの人生を大きく変えたと言っても過言ではない感じですね。

小日向 そうですね。群馬にいた頃は、まだ10代のくせに「もう歳だしなぁ」とか「お金もないしなぁ」と理由をつけて、すぐに諦めてしまう性格でした。確かに芸能の世界には10代の人もたくさんいますけど、今では、何歳になっても挑戦する価値はあるんだと、ひしひし痛感する毎日です。それはやっぱり、イベントコンパニオンのアルバイトをはじめて、いろんな経験をさせてもらったこと、応援してくださるファンの方がいてくださることが大きいですね。本当に、いい意味で人生が変わりました(笑)。


▽こひなた・ゆか
1997年8月26日生まれ、群馬県出身。B87(F)W62H90。
Twitter https://twitter.com/mogmog_yukappy

【後編はこちら】小日向ゆか「初掲載のグラビアは恥ずかしくてあまりちゃんと見ていないです」
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