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【写真】お茶目な姿がキュート、吉田莉桜の撮りおろしカット
──「高1ミスコン 2017-2018」でグランプリに輝き、約1年半に渡って『Popteen』の専属モデルを務めます。もともとモデルに憧れていたそうですが、実際に夢が叶っていかがでしたか?
吉田 それが当時はめちゃめちゃ人見知りで、撮影でお会いするモデルさんと話せないどころか、目も合わせられないような状態で……。周りからしたら一匹狼みたいな感じで、「何だこの子は?」って印象だったと思います。いきなりポンと知らない世界に入れられて、その環境が徐々に辛くなった時期もありました。
──10代のファッション雑誌って成長させるために、あえてモデル同士を競争させるところもありますしね。
吉田 そうですかね。ただ未経験の世界ですし、都会の雰囲気に馴染むことができず、ここにいない方がいいかもしれないって思うこともありました。ただ、いろんなお仕事を経験して、少しずつ環境に慣れていくうちに、周りとコミュニケーションを取れるようになりました。とはいえ自分でも社交的になったなと思えるようになったのは19歳になってからで、本当に最近のことです。
──初グラビアはいくつのときですか?
吉田 17歳です。こうして変われたのは、自分の中ではグラビアを始めたのも大きかったんですよ。グラビアを通じていろいろな人と出会うようになって、いろんな学びを得て、社会というものを知っていきました。
──グラビアに抵抗はなかったんですか?
吉田 最初は恥ずかしかったです。『Popteen』を経験していたので撮られること自体は平気だったんですけど、自分の体型に自信があった訳でもないし、不安でしたね。
──あっという間に多くの雑誌のグラビアを飾りましたが、ここまで反響があると想像していましたか?
吉田 まったく想像していなかったです。たくさんの表紙を飾らせてもらったんですけど、私で大丈夫なのかなって常に心配でした。でもコンビニなどで私の表紙が並んでいるのを見たときは、「私がいる……恥ずくない?」って思いつつも、みんなに見てほしいから勝手に前列に出していました(笑)。
──家族はグラビア活動について、どんな反応なんですか?
吉田 どうなんでしょうね。特に何か言われたことがないですし、そもそも家族と仕事の話をしないんですよ。いつも世間話ばかり。変に干渉してこないので、自分らしくやれているのかもしれません。もちろん親は直接言わないだけで心配だと思うので、もっと活躍して、安心させたいですね。
──現時点で俳優、タレントとしても多方面で活躍しているじゃないですか。
吉田 ありがたいことに今はバラエティーやラジオのレギュラーもさせていただいて、いろんなことに挑戦させてもらっています。
──テレビの仕事はいかがですか?
吉田 毎回、共演者の方から刺激を受けるのはもちろんなのですが、ロケ中にディレクターさんとお話をしたりして、テレビの裏側を知れるのが楽しいです。ドラマでもスタッフさんの動きに目が行きがちで、いろいろな角度から撮影をしているのが興味深くて、キョロキョロしています(笑)。
──共演者だけではなく、裏方にも目が行くってことは、それだけ仕事に対しての好奇心が旺盛なんじゃないですか。
吉田 そうやって、いろいろなことに興味を持てることも、学生時代の自分から考えると意外です。
──今後、挑戦したいことは何でしょうか?
吉田 これからもグラビア、演技、バラエティーなど、いろいろなことに挑戦していきたいですが、いつか海外に行きたいんです。というのも、このお仕事を始める前は留学を考えていたんですよ。
──そうだったんですか! 英語は得意なんですか?
吉田 得意ってほどではないんですけど、ちっちゃいときから英会話教室に通っていました。
──もともと人見知りと仰っていましたが、海外の方とは平気だったんですか?
吉田 海外の方って、はっきり言ってくれるじゃないですか。そのほうが私は嬉しいですし、楽なので海外は自分に合っているのかなって。1st写真集の撮影でグアムに行かせていただいたときも、現地の人と英語でしゃべるのが楽しかったですしね。なので、お仕事か留学かは分かりませんが、いつか海外で生活をしてみたいです。
(取材・文/猪口貴裕)
▽吉田莉桜(よしだ・りお)
2002年2月20日生まれ、長崎県出身。
Twitter :@r5i6o7
Instagram :yoshida_rio_official