14歳で女優デビューし、映画『書くが、まま』ではMOOSIC LAB2018において史上最年少(15才)で最優秀女優賞を受賞するなど、将来を嘱望されている中村守里さん。ラストアイドル1期生としても活躍した彼女が、高校卒業を記念したファースト写真集『像』を発表。
Photobook Baseで予約受付を3月4日より開始した。来年公開のW主演映画『まなみ100%』の撮影を控える中村さんに、写真集の見どころや高校生活の思い出などを聞いた。

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──写真集発売おめでとうございます。まずはタイトルが『像』になった理由から教えていただけますか?

中村 撮影シチュエーションを色々提案させてもらったのですが、実はそれは自分自身が憧れていた人間像だったのではないかと思ったんです。実際に自分がやっていた行動もあるのですが、実際はこんなにキラキラしていなくて、写真のような高校生活をしていたらこんな気持ちだったのかなと、ある意味3年間の中で初めて感じた感情がありました。うまく伝わるか難しいですが、これは自分ではなくて自分が憧れていた人物像なんだと徐々に確信に変わりはじめました。だから、このタイトルにしてみました。

──写真集を出すことになったきっかけや経緯があれば教えてください。

中村 恥ずかしいのであまり声を大にして言えないのですが、実はこの世界に入って間もない頃、高校を卒業したら写真集を出せたらいいなと未熟ながらに考えていたみたいです。というのも昔のノートを見返したらそう書いてありました! なので、グッドタイミングで機会をいただいてびっくりです。感謝です。

──写真集の見どころは?

中村 やはり、憧れていた人間像が写っています。
なのでいつか見た事のある中村の表情の他にも、見たことの無い中村がそこにいます。特に、初めてした大人っぽい髪型に大人っぽい表情を頑張ってみたカット、そこに注目して下さい。

──撮影で印象に残っていること、思い出に残っていることはありますか?

中村 カラオケでの撮影時、皆さんが楽しそうにしてくれて歌に苦手意識のある私も楽しむことが出来ました。苦手なのになんでカラオケシーンをリクエストしたの?って不思議に思いますよね、きっと。はじめにも言ったのですが、リクエストしたシチュエーションは憧れていた人間像です。そこにはカラオケも入っていました。自分が歌を歌うことに自信が無いので、歌が上手な人やカラオケが好きな人に魅力を感じているからだと思います。

ただ、リクエストしたのはいいものの、カラオケに行って苦手意識のある歌を歌わなければいけないことを撮影するまでは、考えてはいませんでした。なので、撮影当日、不安にさいなまれかけましたが、スタッフの皆さんのおかげでなんとか楽しめました。adieuさんの『よるのあと』、BTSさんの『アンパンマン』など歌いました。

──写真集では理想の学生生活を表現したということですが、実際の中村さんの学生生活の思い出を教えてください

中村 コロナ禍でオンライン授業が長く続いたりで行事もほとんどなく、本当はもっと楽しい3年間になるはずだったんだろうなと思ってしまいます。ですが、一年生の時の文化祭でポテトを皆で売ったこと、日々の授業やお昼ご飯を食べる時間、友達と帰りながら話したことを思い出すと、あの時間はもう戻ってこない、かえがえのない時間だったんだなとしみじみ感じます。


──中村さんの人となりについてもお聞きしたいのですが、特技や趣味などあれば教えてください

中村 好奇心が旺盛なので、沢山のことに興味を持ってしまいます。身体を動かすことや、散歩、読書や映画を観たり、料理、音楽や楽器に触れたり……ほとんど中途半端な出来栄えなのですが好きなことは沢山あります! その中でも読書が一番好きですね。つい最近は村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』を読みました。村上さんの本をよく読むのですが、トップを走り続ける方は違うなと思っちゃいました。

──お休みの日はどんな過ごし方をしていますか?

中村 力を出す時のためにゆっくり好きなことをしたり、勉強したりしてます。最近は平日と同じように朝起きて、図書館へ行っています。一冊は読み切って帰るように心がけています。図書館に行けば周りの方も読書や勉強をしているので、自分もやろう…!と刺激を受け、目の前だけの事に集中できます。多分、家で読むより時間を上手く使えますね。また図書館は私にとって、落ち着ける空間なので、自分と向き合えますし、リフレッシュできる気がします。同様にお家も大好きです。

──高校卒業ということで、どんな大人になりたいですか?

中村 愛のある大人になりたいです。
人に対して思いやりや優しさを届けることができる人です。愛があればどんなこともできる気がします。毎日、年齢を重ねるごとに、頭の中が大きく変化していっている感覚があります。なので、日々考え方は変わってしまいますし、これから生きていく中で想像もしなかった思考が生まれると思いますが、愛を持った行動ができる人に今はなりたいです。

──今後の抱負や目標を教えてください。

中村 私生活では、茶道をやってみたいです。お仕事では、沢山お芝居ができたら嬉しいです。自分の限界を決めずにステップアップしていけたらと思います。器用ではないので、ひとつずつ丁寧に取り組みます。私を信じて応援してくれる身近なたちの期待に応えたいですし、喜んでもらいたいです。それが今考える恩返しです。

▽中村守里
2003年6月14日生まれ。
東京都出身。舞台『清らかな水のように~私たちの1945~』にて14才で女優デビュー。主演映画『書くが、まま』(監督:上村奈帆)の演技でMOOSIC LAB2018において史上最年少(15才)で最優秀女優賞を受賞。2020年、メインキャストで出演した映画『アルプススタンドのはしの方』が第12回TAMA映画賞特別賞を受賞。来年公開のW主演映画『まなみ100%』の撮影を控えている。

▽中村守里ファースト写真集『像』
3月4日(金)~3月16日(水)までPhotobook Baseにて予約販売中。
http://photobookbase.com/

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