【写真】撮影中も笑顔が絶えない、梅田彩佳の撮りおろしカット【10点】
──発売中の最新写真集ではスタイルの良さが際立っていますが、撮影に向けて努力したことは?
梅田 私、脱ぎたがりなんです。見られるのが嫌じゃないし、「もう全部出しちゃう?」くらいの勢いで(笑)。私の持ち味は胸じゃなくてお尻なので、前回もお尻を前面に出していったんですけど、今回も打ち合わせの段階から暗黙の了解でしたね。撮影に向けては、人生で2回目のダイエットをしました。1回目は1st写真集のときで、2回目は今回(笑)。鶏肉の皮を食べなかったり、豚肉の脂肪を包丁でカットしたり。ジムに通うと、頭の構造が変わりますね。食べ物を一品ごとに意識するようになります。
──それもあってか、見た目が若いですよね。
梅田 いやー、年齢に抗いながら生きていますよ(笑)。AKB48グループ時代の写真を見ると、若いなー、可愛いなーって思いますから。
──写真集を見たファンの人からの評判はいかがですか?
梅田 女性のファンの方から好評です! 女の子って体のどこかにコンプレックスを抱えているもので、私の場合はAKB48時代から胸が小さいことをネタにしてきたわけですけど、だったらお尻を鍛えようと思って。頑張ったらお尻もこれだけきれいになるんだよっていうことをお伝えしたいですね。
──卒業生からは何か感想はありましたか?
梅田 お仕事でみるきー(渡辺美優紀)と会った時に、「写真集出したんだよ」と報告したら、「そうなんですか。でも、梅田さんって胸大きくないですよね」って言われて(笑)。「おいおい、私にはお尻という武器があるんだよ!」ってツッコミました。
──今回はランジェリーも手作りしたとか。
梅田 そうなんです。前作との違いをどうやって出そうか考えていて。前から胸が小さい子向けの下着を作ってみたいなと思っていたんですけど、自分で作ったらどうだろうと思い立ったんです。ミシンも触ったことがないのに作れるかなと不安だったけど、生地選びの段階から楽しくて! これが写真集に載ったらどんなに素敵だろうと思って、約2週間で仕上げました。
──30歳を過ぎて、心境に変化はありましたか?
梅田 前回の写真集と比べると、3年分の年齢は重ねた顔をしていますけど、それを嫌だと思わなくなりました。今までだったら、それは受け入れがたいことでした。いい感じに歳を取ったということなんでしょうね。外見の変化を受け入れられる内面に変化したんです。
──アイドル時代はよくイジられていましたけど。
梅田 そうですよ! NMB48の頃は薮下柊ちゃんに「ただのババア」とか言われていたけど(笑)。でも、27~28歳の頃はアイドルを卒業して、環境が変化したこともあって、自分がどう立ち回れば良いか分からなくなっていました。アイドルの世界では年齢が上なのに、舞台の世界に足を踏み入れると若いと言われる。それなのに、もっと若い役は違う子が務めている。ちょっと前なら、その役を務めていたのは自分だったはずなのに。あれ、どうしたらいいんだろうって。
──確かに舞台で共演する方は、幅広い世代から集まっていますよね。
梅田 20代の方もいれば、大御所さんもいらっしゃいます。私、年上の方から自分の知らない世界の話を聞くのが好きなんです。自分がこれから歩むであろう道のりを、すでに歩いていらっしゃるわけですから。たとえば、前田美波里さんとは初舞台でご一緒させていただいて以来、相談に乗っていただいています。
──舞台、特にミュージカルには卒業後に何度も立っていますね。
梅田 私がやりたいのはミュージカルです。でも、まだ実力がないから、ミュージカルをやりたいなんて口にしていいものだろうかと悩んでいました。そんな悩みの中、30歳で初めて帝国劇場に立たせていただきました。つけまつ毛がつけられないほど、極度の緊張で手が震えました。
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(取材・文/犬飼華)▽梅田彩佳(うめだ・あやか)
1989年1月3日生まれ、福岡県出身。2006年にAKB48の2期生としてデビュー、選抜総選挙では最高16位を記録。2014年にNMB48に移籍し、2016年に卒業した。卒業後はスーパー・ソウルフル・ミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」やミュージカル「Endless SHOCK」に出演するなど女優として活躍。4月には「銀河鉄道999 THE MUSICAL」、6月にはミュージカル「スワンキング」が控えている。
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