小説家・結城真一郎の短編小説『#拡散希望』が、ミステリー界で最も権威ある文学賞のひとつ「日本推理作家協会賞」第74回短編部門を受賞。4月25日に『#拡散希望』を全文収録した無料お試し特別版が特別配信される。


結城真一郎は、2018年『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞しデビューし、現在ミステリー界の超新星として注目を集めている。『#拡散希望』も収録されている最新作『#真相をお話しします』(新潮社)が6月30日に刊行される。

平成生まれの作家による本賞の受賞は初めてで、短編部門では第2回山田風太郎、第48回加納朋子に次ぎ、史上3番目の若さでの受賞となる。選考会では二転三転するプロットや伏線回収の巧みさ、YouTuberを題材にした、テーマの現代性等が高く評価された。

『#真相をお話しします』について、書店員からの絶賛の声が続々と届いており、啓文社西条店の三島政幸氏は「どの短編も、読んでいて何らかの違和感を感じるはずだ。そしてその違和感は、間違っていない。ただその展開があまりにも想定外、『驚愕』の一言ではとても片づけられない。物語世界が文字通りひっくり返るぞ。これが結城真一郎の本当の凄さだ!」とコメント。

ときわ書房本店の宇田川拓也氏は「『ミステリ』というマジックを使いこなし、驚きも戦慄も感動も自在に紡ぐ鮮やかな手際は、同時にままならない現代の輪郭をもありありと浮かび上げてみせる。優れたミステリが、時代とひとを残酷なまでに映し出す磨き抜かれた鏡となることを証明した、極めつきの傑作集だ」と称賛している。

【電子書籍】無料お試し特別版
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