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「過去の⾃分」の⼿を取り、⾃由を求めて新たに歩き出すというコンセプトを掲げた今作は、初めて全曲にわたって海外アーティストを制作陣に迎え⼊れ、鞘師の武器であるダンスミュージックをさらに深く追求。またこれに関連し、今回の鞘師は英語詞のリリックやラップにも初挑戦。彼⼥が⻑年踊り続けてきたヒップホップに、クリエイターやシンガーとしても真正⾯から向き合った。
先⾏試聴した業界関係者⽈く「鞘師⾥保の作品だと意識して聴いていないと、ダレのナニを聴いているかを⾒失いそうになる瞬間がたびたびあった。それぐらい、これまでと違う」という鞘師⾥保の最新作。
中でも最も⾼出⼒で彼⼥の表現を⾳に変えてきたと感じられるのが、10月11日(火)より先⾏配信された『WE THE ONES』だ。英語詞と⽇本語詞を縦横無尽に⾏き来するスタイルは、歌詞を⾳として捉えるほかない配信という形だからこそ、余計に研ぎ澄まされる。
パッケージリリースの際には歌詞はいくらでも⽂字として確認できる。だが、ライブになると、これにダンスパフォーマンスが追加されるのだ。そんな“追加コンテンツ”がすでに⽤意されているのがわかっているからこそ、今このタイミングでは、鞘師⾥保を筆頭とする制作陣が作り上げた楽曲を、素直にただ⾳として楽しみたい。
鞘師里保は、「新しい鞘師を見てもらえるかもしれない、けれどこれが本来の私な気がする。
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