4月11日より放送スタートしたドラマ『電影少女2019』に出演している“神的美少女”黒木ひかり。女優とモデルの“二刀流”で男性からも女性からも熱い支持を受ける彼女は今、自分の取り巻く環境をどうとらえているのか? 『月刊ENTAME』5月号掲載のインタビューを、発売されたばかりの1st写真集『現在地→卒業』の秘蔵写真とともに公開する。


──今年3月には『週刊少年サンデー』『週刊ヤングジャンプ』とたて続けに漫画誌の表紙を飾ったのが印象的でした。今、波に乗っていると感じますか?

黒木 今までもニュースなどで取り上げていただくことはあったんですけど、やっとみんなに注目されるときが自分にも来たんだなぁと驚いています。こんなにもたくさんの表紙に載ったことが今までなかったので、状況を最近までよく理解できてなかったんです。今、ようやく実感しています。家の近くのいつも行く書店で、「本日発売!」という一番いいところに並んでいるので、「私がこんなにいる!」ってテンションがとても上がりました(笑)。

──水着撮影のマンガ誌の表紙を見てどう思いましたか?

黒木 水着の撮影は自分のボディやスタイルの良さを強調できるし、多くの人に見られるというお仕事なので、モデルの仕事にも活かせますし、自分のスタイルキープにも繋がるところがあるのがいいと思います。

──スタイルキープのために具体的にやっていることはありますか。

黒木 食事には気をつけています。お菓子は絶対に食べないで、炭水化物をなるべく減らす、お昼はしっかり食べて、夜は少なくするなどしています。最近は食事と栄養についての本も持ち歩いています。

──お菓子は食べない?

黒木 今は食べないようにしてますね。甘いモノは果物で代用したり。
甘いモノを求めたいときもありますけど、その分後になって、響いてくるので(笑)。もともと中学生のときは、家族が大きなファミリー用パックのスコーンとかをしょっちゅう買ってくるので毎日食べていましたけど、今はやめました(笑)。

──女性ファション誌『LARME』のモデルとしてだけでなく、先日は、「TOKYO GIRLS COLLECTION」にも参加されましたね。

黒木 不安がありつつも楽しもうと思って当日を迎えたんですが、いざ本番で歩きながら、お客さんから名前を呼ばれるたびに、プレッシャーがグサグサと心に刺さっていく感じでした。ランウェイするたびに、ファンの方も「ひかりちゃん!」って名前を呼んでくださって、うれしいんですけど、演出的に笑ってはいけないので、クールな表情をキメていました(笑)。でも私にも、こんなに女の子のファンがいるんだというのが目の前でしっかりと実感できたのがよかったです。モデルのお仕事をもっと頑張らないとなと思いました。

──「水着の撮影」で同世代の男の子からも人気に、「モデル」として女の子からも人気に、そんな両性からも好かれる健康的な美しさというのが黒木さんの魅力の1つと感じるのですが、ご本人はどう思われますか?

黒木 応援をしてくれる男性と女性で私に求めてくれるものというのが違うので、そこは意識していますね。SNSでも例えば昼は女性向けに私服やコスメの写真あげたら、夜は男性向けに“甘えている顔”の写真をあげたりとか、意識的に分けています。

──そんな黒木さんは現在、女優としてドラマ『電影少女2019』にもご出演が決まり、撮影の真っ最中なのだとか。

黒木 現場がみんな明るくて優しいので、ドラマのレギュラー出演は初めてなんですけど、この現場でよかったなと思っています。「楽しい」の前に、「お芝居の難しさ」を感じています。


──乃木坂46山下美月さん、武田玲奈さんと同世代の人気女優の方達との共演になります。そのことで刺激を受けたりなど、ありますでしょうか?

黒木 今までテレビの画面や雑誌でしか見れなかった方たちとご一緒できるのがうれしいです。撮影の合間にお話もできるので。ただ、いざ演技が始まるとオーラが違って圧倒される感じがありました。私が想像するお芝居以上の演技が返ってきたりするので、とても勉強になりますし、みなさんを尊敬しています。

──黒木さんは今まで舞台での演技経験が多いですが、テレビと舞台では演技の仕方も違いますか?

黒木 舞台の方は、遠くのお客さんにまで伝えるために動きがどうしても大きくなるんです。テレビの映像だと細かい小さな動きだけで感情が伝わってしまうので、そこが難しいですね。表現したい感情を伝えるために、勉強しながら演技をしています。

──そんな黒木さんは3月に写真集が発売になりました。完成を見てどんな感想を持ちましたか?

黒木 ストレートに言うと、「ほんとに自分が写真集を出せたんだな!」って。とてもうれしいです。夏にタイ、冬に北海道と1年間を通して撮影したんです。
ちょっとずつ大人っぽくなっている表情も見所です。高校3年生のときの思い出のアルバムです! いわゆるキメ顔ではない、素の表情で、特にお気に入りの写真は北海道で割り箸を鼻と口の間に挟んでいる写真(笑)。自分でもこんな表情するんだ! って思いました。

──撮影中はどんな雰囲気だったんですか?

黒木 タイでの撮影はとてもリラックスしてできました。何日もやった撮影の途中で、1時間くらいちょっとお昼寝を取れるときがあったんですよ。私はヴィラでお休みしてたんですけど、思い切り寝坊してしまって。起きていったら、スタッフさんもいいよいいよ! って感じだったので、「何て親切な現場なんだ」って思いました(笑)。そのくらい優しいユルっとした雰囲気だったので、素の表情が写真集にはたくさん詰まっています!

──雪の中の撮影もありましたね。

黒木 スノーボードは人生初挑戦でした! 斜面を滑ったらスピードが速くなって、止まれないって(笑)。初日は体のあちこちが痛くなって結構トラウマになりました。でも、撮影最終日には、ちょっとだけ滑れるようになって、結構急なところも滑れて面白いなと思いました(笑)。

──黒木さんは普段はどんな性格なんですか?

黒木 よくモノにぶつかったり、モノを失くしたりとおっちょこちょいなところがあります。
食べ物もこぼします(笑)。それで普段から苦労するので、メモはとるようにしていますね。でも、イヤな思い出なども1回寝てしまえば、元気が出て、すぐに忘れてしまうので、自分はポジティブな方だと思っています。

──プライベートでこれからやってみたいことはありますか?

黒木 岩盤浴で癒されたいです! 事務所のコと一緒に行きたいですね。「18歳以上」じゃないと入れないところとかあるし、少し時間を作れるようにもなったので、大人っぽい遊びをしてみたいです。

──最後に今年の目標を教えてください。

黒木 女優として、ドラマのキーとなるような重要な役に挑戦したいです。もっと演技の勉強をして、来年には主役をできるくらいに成長したいです。
くろき・ひかり
2000年6月25日生まれ、東京都出身。B型。160センチ。演技にモデルなどマルチに活躍。
今年、AbemaTV『太陽とオオカミくんには騙されない』に出演したことで話題を集めた。
『電影少女2019』出演黒木ひかり「初めてのドラマレギュラーがこの現場で良かった」

『黒木ひかり1st写真集 現在地→卒業』発売中
価格:本体2,300円+税
撮影:佐賀章広
版型:B5判
発売元:株式会社 徳間書店
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