アーティスト達が“一発撮り”で音楽と向き合うYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」。登録者数700万人超えの同チャンネルは、1月6日に第280回目を迎えた。
中でも、特に話題をさらった往年の名曲たちを視聴者の声とともにご紹介する。

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これまで数多くのアーティストが参加しさまざまなドラマを生んでいる「THE FIRST TAKE」。今をときめくアーティストたちの中で、異色の輝きを放っているのが“懐かしの名曲たち”だ。

紹介する1曲目は、鈴木雅之の『違う、そうじゃない』。1994年に発売された楽曲にも関わらず、昨年末の『第73回NHK紅白歌合戦』でも歌われるなど鈴木の代表曲になっている。また、同曲の個性的なジャケットはインターネットミーム的な存在として、SNSを中心に若い世代にも浸透している。

そのため鈴木の顔やタイトルは知っているが「歌が分からない」といった若者も多く存在した。「THE FIRST TAKE」は1994年のリリース以来初録音という点だけでなく、そういった点からも注目を集めていた。

鈴木自身は収録に際し「仲間たちとともに本当のワイルドを見せたいと思います」と語り、『違う、そうじゃない』を熱唱。変わらない歌声と余裕のあるパフォーマンスが見る者を魅了し、2022年6月15日に公開されてから現在までで551万回以上も視聴されている。

SNS上では「この年まで声帯を全く変わらない状態で維持しているのがすごい」「デビューして40年以上経っても、まったく声が変わらない」と衰えることのない歌声に驚きの声も。

また、「緊張感など微塵も見せず空気を我が物にしている」「踊ったりカメラ目線をする余裕もあったりしてとにかく最高!」と、歌唱力だけではなく“鈴木のパフォーマンス力”を讃える感想も散見されている。


続いて紹介するのは、PUFFYの『愛のしるし』。1998年にリリースされ若者を中心に大ヒット、現在でも10代の若者たちを中心にTikTokでダンス動画が流行している。

2022年11月25日に公開された「THE FIRST TAKE」では、ヘッドフォンを装着しながら「よいしょ」と小声でつぶやき、緊張している素振りを見せたが、歌い始めるとあっという間に自分たちの世界観を作り上げた。

視聴者からは「やる気なさそうな声が、逆にすごく気分を落ち着かせてくれる」「この脱力感がわざとじゃないからすごい」「疲れている時に聴くと安心する」など、“2人の声に癒やされる”という声が相次いだ。

また、「二人の声の波長がそっくりで驚く。でも、それぞれに個性があって単独で聞いてもどちらが歌っているか分かる」と吉村由美大貫亜美による歌声の相性に感激するコメントも寄せられている。

最後に紹介するのは、1999年にリリースされた布袋寅泰の『バンビーナ』。いまや日本のみならず世界中にその存在感を知らしめる名ギタリストとして知られており、2021年12月3日に公開された「THE FIRST TAKE」でも一切手を抜く様子はなく、全力で収録に臨み、視聴者の心をつかんだ。

SNS上では「全身がロックだ。もはやテクニックを超越している」「歌いながら、動き回りながら、ダンスもしてくれてすごく楽しい時間だった」「歌が上手い人とか、楽器が上手い人はこの世に沢山いるけど、音楽がこんなに上手い人はなかなかいない」と感動の声が続出。

さらに「こんな楽しそうな『THE FIRST TAKE』は初めて」「全力で、楽しんで音楽をしている感じがすごく伝わってきて泣けてきた」「『THE FIRST TAKE』史上、トップレベルともいえるパフォーマンス」という声もあがり、布袋の40年のアーティスト活動の凄みと唯一無二の存在感を見せつける形となった。

ほかにも斉藤和義の『歌うたいのバラッド』や奥田民生の『さすらい』など、名曲であふれた「THE FIRST TAKE」。
最新の楽曲を楽しむのはもちろん、“懐かしの名曲”を探してみてはいかがだろうか。

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