6月18日の日本武道館公演をもって、ハロー!プロジェクトおよびアンジュルムを卒業する和田彩花。そんな和田とハロプロエッグ、スマイレージ結成、アンジュルム改名と共に歩んだのが、現在は作詞家として活動する福田花音だ。
和田彩花のラスト参加シングルでも『夢見た 15年(フィフティーン)』の作詞を担当した彼女が和田彩花を語る。

──和田さんと出会ったときの印象を教えてください。

福田 とにかく顔が小さくてスタイルがいい美少女だと思いました。当時のあやちょは恥ずかしがり屋で、自分の意見を言うことも少なかったけど、最近の芯のある発言はものすごくかっこよくて男前! 初めて会ったときとは別人なんじゃないかと思うくらい印象が変わりました(笑)。もちろんいい意味ですよ!

──和田さんとの印象深い思い出を教えてください。

福田 性格は真逆だし、普通に生活をしていたら仲良くなっていなかったかもしれないけど、お仕事の話でピタリと意見が一致したときの気持ち良さはいまだによく思い出します。学校帰りからお仕事までの空きを一緒に過ごした放課後の時間が、私にとって唯一の青春だったので、あやちょとのすべてが印象深いです。

──福田さんが作詞した『夢見た15年』(和田彩花ラストシングル収録曲)に込めた想いを教えてください。

福田 1つひとつの言葉ももちろんですが、この曲自体が大きな卒業アルバムになればいいなと想いを込めて書きました。「前に進むために思い出を整理して、少し懐かしんでほっこりしてほしいな」「少しでも肩の力を抜きながら歌ってくれたらうれしいな」という気持ちがこもっています。

──リーダーとして和田さんがアンジュルムに与えた影響はどんなところにあると思いますか?

福田 すべてだと思います。あやちょでなければ、ここまで素敵なグループとしてスマイレージからアンジュルムまで継承できていなかったと思う。
心根がとっても優しくて、人の気持ちに寄り添い、時には厳しい目を向けてくれる、愛情にあふれた人間だからこそアンジュルムは大きくなり続けられているんだと、卒業した今も思っています。

──最後に、和田さんへメッセージをお願いします。

福田 あやちょ、本当に卒業おめでとうございます。ここまでアンジュルムのリーダーを続けてくれて、きっと楽しいことばかりじゃなかっただろうし、私には分からないくらい大変なことや葛藤、悩みもたくさんあったと思います。今までメンバーやファンの皆さんに与え続けていた愛を、これからは自分に与えて、自分のための新たな人生を歩んでいってほしいです。これからもいい刺激を与えあえる仲間でいられるように、私も頑張ります。

▽福田花音(ふくだ・かのん)
1995年3月12日生まれ、埼玉県出身。A型。2009年にスマイレージのオリジナルメンバーとしてデビュー、2015年11月29日にグループを卒業。現在は作詞家として活動している。
Twitter:@kanonfukuda
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