【写真】”AI大喜利”と対戦して敗北したことを告白する千原ジュニア、ほか番組カット【5点】
将棋界が10年以上前から向き合ってきたAIについて、加藤九段は「AIは『そんな手で大丈夫?』というものを出してくる。でも、その後はきちんと定石に戻してくるので、人間は油断しちゃいけないと思った。AIは人間と違って、心理戦を仕掛けてくる」とコメント。
藤井聡太六冠も活用している将棋AIの開発者は「1秒あれば15手先まで読める」と驚異のスピードを紹介すると、加藤九段はAIの学習能力にリスペクトを示した一方で、「僕は7時間近く長考したことがある。これで、将棋というものの奥深さを知ったんです」と、人間が指す将棋の醍醐味を明かした。
また、AIがプロ棋士にも理解できないような一手を示すと、藤井六冠も同じ手を指した“神の一手”についても紹介。そんな藤井六冠のプロデビュー戦の相手を務めた加藤九段は、「聡太さんは、対局前にまばたきすらしないで座っていて、『これはプロ棋士だな』と思った」と当時を振り返る。
「対局後のインタビューでも『緊張した』ではなく、『楽しみにしてました』と話していて、大先輩を前にしてなかなか言えないことを言っているなと感心した。この発言の真意を考えると、『自分も、あなたも、十分に研究してきているから、その成果を確かめましょう』と言っていたのではないだろうか」と語り、共演者たちは「なるほど」と感嘆の声を漏らした。
大成長を遂げる“AI”に対し、お笑いコンビ・ドランクドラゴンの鈴木拓は「ここぞって時に、良いボケを教えてもらえないかな?」と期待を込めると、番組MCを務める千原ジュニアは「そう遠い未来ではないと思う」と指し示した上で、「“AI大喜利”と対戦したことがあるけど、3勝2敗で負けました(笑)」と話し、笑いを誘った。
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