【写真】ファンにサイン本を手渡しするモモコグミカンパニー【11点】
モモコグミカンパニーは、“物書き”としての才能を作詞のみならず、小説の執筆活動でも発揮。
昨年10月頃に書き始めた本作、BiSH解散前の多忙を極める時期だったが「遠征先への新幹線、飛行機の中、滞在先のホテルで寝る前とか、仕事以外の空いてる時間のほとんど全部」を執筆にあてたという。
その間の苦労を「購入したばかりのiPadの使い勝手に慣れず」、5,000字以上書いた原稿を「へんなぼたんを押して一気に消してしまった」ことが数回。寝る間も惜しまず「また書き直しました」と振り返った。お気に入りのシーンを聞かれると「ラストシーンは何個か候補があって、編集者とも話し合って一つに絞った、こだわりのラスト」と自信を見せた。
元BiSHメンバーの反応は、と問われると「アイナ(・ジ・エンド)さんは本好きなので、読むと言ってくれた。(WACK代表取締役)渡辺(淳之介)さんには直接渡しました」と回答。
ワタナベエンターテインメントへの移籍については、「BiSHとしてはジャンルレスに、性に合わないモデル、演技も何でも取り組んできて、これからはバンドに出会ったりもできない」とWACK所属時代を振り返りつつ、大きい事務所の中では「自分をしっかり持っていないと」と決意の表情を浮かべた。
小説家、文化人としての活動も「モモコグミカンパニー」という名前のままか、という問いには「WACKは辞めたけど、私にとって大切な名前」と明答。今後は作家活動が中心になるか否かについて、「本が書きたい」思いは強いが、「自分の中にわき出るものを創造したり、外に出して形にすることが好き」と語り、「個人としてもらう仕事も大切にしながら、本も書き続けたい」と自身の可能性、活動の幅を拡げていくことに意欲を見せた。
このイベントは7月8日10時から予約が開始され、予想を超える応募者の殺到で一時はサーバーがパンク状態になるなど、ソロ活動でもその人気は絶大。イベント当日には、多くのメディアも取材に訪れる中、約2,000人のファンが店頭に長蛇の列を作り、モモコグミカンパニー本人からサイン本を受け取った。
サイン本お渡し会はこのあと、7月23日(日)に紀伊國屋書店グランフロント大阪店、7月29日(土)に星野書店近鉄パッセ店、8月5日(土)に丸善博多店、そして、8月19日(土)には札幌での開催が決定している。
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