乃木坂46の公式ライバルとして誕生したグループ「僕が見たかった青空」。8月30日にデビューシングル『青空について考える』をリリースする彼女たち23人の魅力に迫るべく、全員のインタビューと撮り下ろしカットをお届けする。
今回は東京都出身、14歳、「あい」こと木下藍(きのした・あい)のインタビュー。

【写真】発表会での号泣が話題に、木下藍の撮り下ろしカット【5点】

――6月の「メンバー発表会」では注目されましたね。

木下 そんなことはないです(笑)。

――そんなことありますよ! 泣きながら入場してきたんですから。

木下 大変でした(笑)。こんなことになるとは思ってなかったです。人生で泣いたことは2回しかなったので。小学校で転んだ時と、もう一回は秘密です。

――リハーサルでも泣いたんですか?

木下 ごく普通にできました。元気に自己紹介しました。その何時間か後にあんなことになるとは(笑)。自分でも抑えられなかったです。
もうしょうがないと思いながら、舞台に出て行きました。

――メンバーも驚いていたんじゃないですか?

木下 はい。本番が始まる前から涙が止まらなかったから、みんなビックリしていて、「え……⁉」みたいな。慰めてくれたんですけど、そのうちみんな笑い始めて。「なんでそんなに泣いてるの⁉」って。

――インパクトは絶大でしたよ。

木下 悪い印象じゃないんですか?

――そんなことないです。目立つのはいいことですからね。

木下 いやー、でも、笑顔で出て行きたかったです。

――もしかして、まだ嫌な思い出として残っていますか?

木下 嫌な思い出です。一生思い出しちゃうのかなと思って。

――ご家族に何か言われましたか?

木下 「なんで泣いてたの?」って言われました。
家族も私がそんなに泣いているのを見たことがないんです。……でも、心の中ではいつも泣いていますよ(笑)。

――どんな時に?

木下 自由研究のテーマ、今日も思いつかなかったなぁとか。

――中学生ですね(笑)。でも、失敗を最初にやっておいてよかったのでは?

木下 そうですね。これ以上、恥ずかしいことはないです。『FNS歌謡祭2023夏』でデビュー曲を初披露した時も大丈夫でした。

――そういう経験を重ねると、意識が変わっていくと思います。

木下 ほんとに変わりました。毎日が楽しくなりました。ほぼ毎日メンバーと会うのが楽しいです。踊っている時もしゃべっている時も。


――ダンスはいかがですか?

木下 上手じゃないです。体育の成績もほんとに悪いので。でも、さすがに合宿の頃よりは上手になりました。信じられないくらい下手だったから(笑)。3か月前、メンバーに撮ってもらった動画を最近見たら、ビックリしました。下手すぎて(笑)。

――現役の中学生ですけど、得意な科目は?

木下 ひとつもありません。全部不得意です。

――この世界に入ると、学力テストとかやらされますよ。

木下 やだなー。順位とか出るんですかね?

――確実に出ますね。小学生の頃は将来、何になりたかったですか?

木下 みんなお医者さんになりたいとか夢があったんですけど、私は何も思いつかなくて。
あっ、魔法使いになってみたかったです。楽しそうじゃないですか。空を飛んでみたかったです。

――そんな人がなぜアイドルになったんですか?

木下 友達に勧められてオーディションを受けました。「ちょっと試しに」くらいの軽い気持ちで応募したので、まさか受かると思っていなくて。今でもあまり信じられていません。歌も下手だったのに。

――アイドルは好きでしたか?

木下 テレビはあまり見ないので、アイドルがどういうものか、よくわかっていませんでした。

――アイドルになってからの毎日はどうですか?

木下 練習の毎日です。練習しないとできるようにならないので。メンバーに追いつかないとなと思って。みんな日々上達していくのがわかるから、私も頑張らないとなって思います。


――グループ名を聞いて、どう思いました?

木下 数字は絶対つくと思っていました。ハズレちゃいました。でも、覚えてもらえそうだし、インパクトも強くて気に入っています。

――この世界に入って、驚いたことはありますか?

木下 レコーディングをする時、それぞれ部屋が分かれていて、機械もちゃんとそろっていて、「すごい!」と思いました。普通にマイクを持って、歌うのかと思ったら、違うんですね!なんか丸いやつの向こう側にあるマイクに向かって歌いました。

――丸いやつ(笑)。ポップガードですね。ノイズを取り除いてくれるんですよ。

木下 ちゃんと意味があるんですね! 知らないことだらけなので、もっといろんなことを知っていきたいです!

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