【写真】“あゆち”の愛称で人気を集める新居歩美 全身写真【5点】
──新居さんは「30歳くらいまでアイドルをやりたい」とプランを考えているそうですね?
新居 一般的には30歳ってアイドルを続けるほうが難しい年齢だと思うんです。でも私にとってのアイドルであるでんぱ組.incさんは長く活動されていますし、自分も「せめて30歳までは!」と考えています。
──「30歳」はあくまで目途なんですね。それこそでんぱ組.incの古川未鈴さんは結婚・出産を経験してなお現役ですし。
新居 そうなんですよ。だから結婚しても続けるかもしれません。まぁ、その時のビジュアルと体力次第かな? 「私、まだ若いな。まだいけるな」と思える限りは続けたいです(笑)。
──さて、新居さんにとって「アイドル」とはどういうものでしょうか?
新居 私にとっては「これ以外の生き方が今のところない」というものかな。自分が特別アイドルに向いているとは思わないですけど、アイドルっていろんなものを犠牲にしながら試練に立ち向かっていく職業だと私は思っていて。
──じゃあ、新居さんは今アイドルをしていてつらい?
新居 めっちゃつらいです! 「30歳までアイドルをやりたい」と言っておきながら「明日辞めたい」って思う日もあります(苦笑)。たぶん自分の中で成功したい気持ちが強すぎるんでしょうね。例えばライブの動員が先週より増えていないだけでも落ち込んでしまいますし。自分の実力不足を痛感して心が押しつぶされそうになることは多いです。
──となると、今年8月に開催されたTOKYO IDOL FESTIVAL(以下TIF)でのメインステージ争奪LIVE決勝(TIF初出演のアイドル4組がメインステージ出場権をかけて戦うライブイベント)でドマレコは準優勝。やはり悔しかったですか?
新居 はい、もちろん優勝を目指していましたからめちゃくちゃ悔しかったです。それこそ結果発表された瞬間は正直「もう辞めようかな」なんて気持ちもよぎりました。でも、強いグループが他にいる中で準優勝できたということは、それだけドマレコのことを熱く応援してくれたファンの人たちがいるわけじゃないですか。だから私がここで心折れたらファンの皆さんが報われないと思って、悲しむのはやめました。
──この悔しさを次につなげなきゃ意味がない、と。
新居 実際、TIF前とTIF後では新規でライブに来てくださる方の数が全然違うんですよ! それにメンバー間の結束力やパフォーマンスにかける意識も高まりました。準優勝は悔しかったけれど、確実に成長にはつながったと思います。
──では改めて今、不登校から脱し上京してアイドルになってよかったと思いますか?
新居 ずっと学校に行っていなかった名残だったり、あと持病もあって、ライブに行くのがしんどい日もあります。それでも私にとって、アイドルほど自分にしっくりくる職業は他に見つからないんですよね。
それに、不登校など暗い過去があるからこそ今みんなの心を打つような発信ができているのかなと思うし、そもそも不登校じゃなかったらアイドルにも出会わなかったと思うので、学校に行けなくてよかったな、って。まぁあの頃には絶対に戻りたくないけど! ライブハウスでライブをして、応援してくれるファンの人としゃべってハイタッチをして……という日々を幸せに思える人間でよかったなと思っています。
──最後に、読者に向けてドラマチックレコードのアピールをお願いします!
新居 ドマレコは曲の良さも魅力なので、曲単体で聴いても楽しんでいただけると思います。でもやっぱりドマレコはライブでこそ楽しいグループだと思っていて。以前ファンの方に「“生き様”みたいなライブだね」と言ってもらってすごくいい言葉だなと思ったんですけど、私たちはその場にいる人たちに楽しんでもらいたいと思っているのはもちろん、「自分はこういうふうにアイドルとして生きるんだ!」という覚悟を持ってステージに上がっています。
なので、何よりライブを見ていただきたいですね。10月26日には1周年記念ワンマンライブがあり、ここではすべての楽曲が聴けてみんなの生き様も見られるので、ぜひお越しください!
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10月26日(木)東京・SHIBUYA WWWX 1周年記念ワンマンライブ『色と、私と。』開催