【写真】全力パフォーマンスで会場を盛り上げたFRUITS ZIPPER【26点】
今年の9月から大阪、愛知、福岡、広島、北海道、神奈川を巡ってきた初の全国ツアー「FRUITS ZIPPER JAPAN TOUR 2023 -AUTUMN-」。全会場チケットソールドアウトで、全国を大いに盛り上げた彼女たちのツアー集大成となる最後の会場が初のアリーナ公演となる「東京体育館」だ。
グループ最大規模となる東京体育館も前売りチケットはソールドアウト。およそ8,000人もの来場者が集まり、ライブ前にもかかわらず会場内外で大きな盛り上がりを見せていた。オープニング映像が流れ始めると、その熱気は一気に爆発。今回のライブでは無線点灯を取り入れたペンライトを導入しており、会場中が統一された美しい光が溢れ出すとメンバーが一斉に登場する。
このツアーを大いに盛り上げた楽曲『ぴゅあいんざわーるど』から、いよいよライブがスタート。『完璧主義で☆』『君の明るい未来を追いかけて』を続け様にパフォーマンスし、初めてのアリーナ公演でも堂々とした姿を見せた。ライブが一旦落ち着くと、ファンの声援がアリーナ中に響き渡る。メンバー1人ひとりが「アリーナ、盛り上がっているかー?」と煽り、大きな声でファンも呼応した。
『ふれふるサマー!』では巨大なフロートで会場を駆け巡り、ファンとメンバーが急接近する場面も。
その勢いを止めず、『ハートのローラーコースター』、今回のツアー用にリミックスされた『We are Frontier』や『ずっと、ずっと、ずっと!』を立て続けに披露し、会場をエモーショナルな雰囲気に包み込む。前半戦ラストには9月に行われた神奈川公演で初披露した『CO-個性』をファンへ届け、FRUITS ZIPPERの持つ色とりどりな個性を発揮した。
中盤戦では「WORLD KAWAII CLASSIC」と題し、7人のメンバーが3組に分かれてユニット曲を初披露した。まずステージに登場したのはファンの間でも「あまれん姉妹」として認知されている月足天音、松本かれんによる仲良しユニットが歌う“ぴんきーれっど”。
まるで普段の2人のやりとりを再現したような歌詞とコミカルなメロディが会場全体を可愛さで包み込む。さらに、世界一可愛い“ジョジョ立ち”もライブ中に行うなど、大きな盛り上がりをみせた。
続くユニットは鎮西寿々歌、櫻井優衣、真中まなの3人。『天真爛漫』と名付けられた楽曲では、アイドルらしいキュートな姿を見せたと思いきや、キレキレのダンスを踊ったりと“アイドル力”を見事に体現し、水晶のように美しく輝く存在感を放った。
最後のユニットは“Bye-Bye”を披露した仲川瑠夏と早瀬ノエル。メロウなメロディをはじめ、ラップを披露したりとこれまでのFRUITS ZIPPERでは見られなかった新境地を見せる。
大盛り上がりだったユニットパートの勢いそのままにライブは続く。メンバーそれぞれによって形が異なるリボンが特徴的な新衣装を着用して登場する。『世界はキミからはじまる』『うぇるかむとぅ~ざ♡ふるっぱー』と2曲連続で披露すると、人気曲『ハピチョコ』をパフォーマンス。今年TikTokで話題を集めた「なあぜなあぜ?」の元ネタである櫻井優衣の「なあになあに?」という歌詞の台詞に心撃ち抜かれるファンが続出した。
後半戦では炎が上がる迫力のステージのなか、『Re→TRY & FLY』で熱くクールなパフォーマンスを行った。さらに、『skyfeelan』『Going!』で会場のボルテージを一気に高める。そんな熱気冷めやらぬまま、新曲『キミコイ』をサプライズで初披露。
『キミコイ』は、初のCDリリース・全国ツアー、そして東京体育館単独公演まで自分たちを信じ応援してくれた大切な人へ感謝の気持ちを贈りたい、そして「さらなる高みを目指してこれからも夢をあたえる存在としてありつづけたい。これからもファンのみんなと一緒に夢を叶えていきたい」という想いが込められ制作された。
ここ数日間、FRUITS ZIPPERの公式X(旧Twitter)で意味深に投稿されていた歌詞のようなポストがファンの間で話題を呼んでいたが、その伏線がここで全て回収されたことになる。
ライブの締めくくりはFRUITS ZIPPERの代表曲となる『わたしの一番かわいいところ』。彼女たちのブレイクのきっかけとなったこの曲をメンバーだけでなく会場にいる多くのファンが一緒にダンスを踊る。8,000人による一体感のあるダンスは、まさに“NEW KAWAII”を体現した最高のステージとなった。
しかし、ライブはまだまだ終わらない。大きな声のアンコールを聞き戻ってきたメンバーたちは今回の公演についてファンへ感謝を伝える。櫻井は「まだまだ満足せずに、さらに大きなステージを見せたい」と意気込みも語った。さらに、8,000人のファンと一緒に『わたしの一番かわいいところ』でTikTokを撮影。東京体育館でのファンとのダンスの模様はFRUITS ZIPPERの公式SNSでチェックしてみてほしい。
アンコールステージでは、初披露したばかりの『キミコイ』を再度パフォーマンス。このステージでは動画撮影がOKとなり、松本は「私たちをバズらせてくださーい!」とファンへ呼びかけた。
その後、ステージにある大きな画面に突如VTRが流れ、2nd ANNIVERSARY LIVEとして2024年5月18日(土)に日本武道館で公演が決まったことがサプライズ発表される。
続く『超めでたいソング~こんなに幸せでいいのかな?~』では、日本武道館公演決定の喜びをメンバー、ファン全員が爆発させる。東京体育館という大きな会場で過去にないくらい大きな「おめでとう」という掛け声が響き渡った。
今回のツアーファイナル公演に対して仲川は自分が夢をみていたステージに立てたことの喜びを涙を溜めながらコメント。また、10月20日にアイドル10周年を迎えたばかりの櫻井も、初めてアイドルのオーディションに合格した日のことや、アイドルを一度辞めてアルバイトをしていたときのことを振り返る。
櫻井は「今日こうやって皆さんの前にアイドルとして立つことができて本当に嬉しく思っています。戻ってきて良かったなって思っています。私がずっとみんなのこと幸せにしたいって思っていた想いが今日少し叶えられたのかなって思って、みんなへの恩返しのひとつになってたら嬉しいです」とファンへ感謝した。
最後には鎮西が「ここにいるみんなで幸せになっていきましょう!」と満面の笑みを浮かべ、グループにとって始まりの楽曲となる『君の明るい未来を追いかけて』をパフォーマンス。新たなステージへとステップアップする彼女たちの決意をファンに示した。ステージ後には仲川のお願いで会場の灯りを消し、ペンライトの光を見ることに。
9月の全国ツアーからファイナルの総動員数16,000人を超え、5月には日本武道館公演を控えるFRUITS ZIPPER。まだまだ進化し続ける彼女たちがこの先どんな“幸せな景色”を見せてくれるのか楽しみだ。
▽鎮西寿々歌 コメント
2周年という大きな節目に日本武道館に立てることが奇跡のようで、でもそれを本当なんだなって思えるのはいつも応援してくれるみなさんのおかげです。日本武道館に立てる女性アイドルグループとして恥じぬように最高のパフォーマンスをお届けするので全世界、全宇宙のみんな来てください!
▽櫻井優衣 コメント
アイドルの誰もが目標にする日本武道館のステージにデビュー2年で立てることが本当に信じられません。ファンのみなさんも一緒にその日を楽しみにしてくれてたら嬉しいです。武道館アイドルになれるように、これからもみんなで頑張ります!
▼「FRUITS ZIPPER JAPAN TOUR 2023 -AUTUMN- The Parlor of FRUITS ZIPPER TOUR FINAL」SET LIST
OP OVERTURE
M01 ぴゅあいんざわーるど
M02 完璧主義で☆
M03 君の明るい未来を追いかけて
M04 ふれふるサマー!
M05 RADIO GALAXY
M06 ハートのローラーコースター
M07 We are Frontier - Tour Remix ver -
M08 ずっと、ずっと、ずっと!
M09 CO-個性
M10 ぴんきーれっど(月足天音・松本かれんユニット曲)
M11 天真爛漫(鎮西寿々歌・櫻井優衣・真中まなユニット曲)
M12 Bye-Bye(仲川瑠夏・早瀬ノエルユニット曲)
M13 世界はキミからはじまる
M14 うぇるかむとぅ~ざ♡ふるっぱー!
M15 ハピチョコ
M16 Re→TRY & FLY
M17 skyfeelan
M18 Going!
M19 キミコイ
M20 わたしの一番かわいいところ
ENCORE
M21 キミコイ
M22 超めでたいソング ~こんなに幸せでいいのかな?~
M23 君の明るい未来を追いかけて
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