昨年デビューしたばかりながら様々な雑誌の表紙を飾るなどグラビア界を席巻、SNS数74万人を誇るまるぴ。先日タイ・サムイ島で撮影された1st写真集『まるごと』を発売するなど勢いにのる彼女に、これまでの芸能人生の軌跡を振り返ってもらった。


【写真】グラビア界を席巻、まるぴの撮りおろしカット【10点】

──まるぴさんは大学在学中に芸能界デビューも、卒業後に一度就職されているんですよね。どうして芸能一本でやろうと決断したんですか?

まるぴ 就職して働き始めた後も芸能活動をしていたんですけど、お休みがなくて体を壊してしまったんです。自分ではどちらのお仕事も全力で取り組んでいたんですが、結果的にご迷惑をかけてしまって……。そのときに、「いくら100パーセントの力で頑張ったからって、支えてくださる皆さんに恩返しができないのはどうなんだろう」と考えて、芸能の道を選びました。

──大学在学中、2022年1月に発売した『週刊ヤングマガジン』(2022年2/7号)でグラビアデビューを果たしますが、最初にグラビアのお話があったときはどう思いましたか?

まるぴ 水着の撮影自体には抵抗がなかったんですけど、果たして私なんかに需要があるのかなとは思いましたね。コンビニにも売っている雑誌なので、手に取らない方でも表紙は目に入ってくるじゃないですか。そんなメジャーな場所に行けるような人になれるとは思っていなかったですし、私はいわゆる“細い身体”ではないので、体型的にも向いてないんじゃないかと。そんな私に声をかけてくださるなんて、すごいチャレンジだなと思いました。

──自己評価が低かったんですね。

まるぴ 相当低かったです。私が載ったせいで、雑誌自体の評価が下がってしまったらどうしようって不安もありました。でも、そんな気持じゃいけないなと。
やりたくても、雑誌に掲載してもらえない方はたくさんいますし、そんな中で私はすごく恵まれた環境にいて、マイナスに受け止めるのは不誠実だなと感じたんです。撮影当日は、私のために大勢のスタッフさんたちが時間をかけて、真摯に向き合っている姿を目の当たりにして、みんなの期待を超えてやろうというマインドになっていった気がします。

──マインドも変化したと。

まるぴ まるぴに何がしかの魅力を感じ取っていただけたからこそ、撮影のお話をいただけんだろうし、それが本当にうれしくて。マイナスから、超プラスのマインドになりました。

──もともとあったネガティブさは、今はどうですか?

まるぴ なかなか性格は変えられないですけど、まるぴでいるときはネガティブじゃなくなったと思います。演じているとかそういうことではなく、自分の中に“まるぴマインド”のスイッチがある気がしていて。だから四六時中、まるぴでいたいですね(笑)。皆さんがまるぴのことを思ってくれている限りは、私もハッピーマインドでいられるので、私をハッピーにするためにも、たくさん応援してくれたらうれしいです!

──今は自分の体型について、どう捉えていますか。

まるぴ 私は骨格上、痩せたとしても、華奢な体型にはならないんです。まだ持病がなかったとき、がっつり筋トレをしたら、女の子とは思えないほど腹筋が割れましたし、そもそも筋トレをしなくても筋肉質なんですよね。それがコンプレックスだったので、そういう身体をグラビアで見せるのに抵抗がありました。


ただ、そんな自分でも表紙を飾らせていただくことが増えて、撮影中に「素敵だね」と言っていただくことで、自分のコンプレックスも好きになりつつあります。だからこそ、ありのままの自分の良さを、もっと磨いていきたいです。もちろん細くて可愛くてみたいな体型に憧れはありますけど、自分らしいかわいさや綺麗さを出していければなと。

──グラビアのまるぴと、素の自分は違うみたいな感覚はありますか?

まるぴ まるぴのグラビアを見ても、あまり自分自身を見ているように思えないというか。だから完成したファースト写真集を初めて手にしたときも、実感が湧かなかったんですよね。自分が見ている自分よりも、圧倒的にかわいく綺麗に撮っていただいていますから。

これはグラビアに限らず、バラエティ、ドラマ、映画などの映像もそうで。周りの方々が、魅力的に撮ってくださって、まるぴというものを一緒に作り上げてくれているんだなという感覚です。だから自分のグラビアを見て、他人事みたいに「素敵な写真だな」と思います。

──11月5日で24歳になりましたが、今後の抱負をお聞かせください。

まるぴ 23歳は、グラビア、演技、バラエティ、さらには大好きなバスケ関連と、いろんなジャンルのお仕事をさせていただきました。でも、まだスタートに過ぎないので、「まるぴと言えばバスケだね」「まるぴと言えばバラエティだね」みたいな感じで、それぞれのジャンルでまるぴのイメージが付くぐらいの活躍ができるようなタレントさんになりたいです。


(取材・文/猪口貴裕)
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