フジテレビ系「木曜劇場」で放送されているテレビドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)。11月23日(木)に放送された第7話では、深雪夜々(今田美桜)が春木椿(松下洸平)に好意を伝えたが、残念ながら恋は実らなかった。
(以下、これまで放送されたドラマのネタバレを含みます)

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椿は引っ越しを決めたことを潮ゆくえ(多部未華子)、佐藤紅葉(神尾楓珠)、夜々の3人に伝える。「前の住人が買い戻したいと言っている」と椿が言うと、ゆくえは「わがままな人ですね」と口にしてしまう。前の住人を探していた紅葉はどこか嬉しそうで、夜々は4人で家に集合できなくなることが悲しそうな様子。

夜々も「数ヶ月で買い戻したいなんて、前の住人はわがまますぎる」と言い、前の住人が悪者扱いされていることに納得いかない紅葉は「事情も知らないのに、わがままっていう否定的な言葉を使うのはどうなの」と怒り、夜々と紅葉が険悪な雰囲気になってしまう。ゆくえは自分が余計なことを言ってしまったせいだと謝るが、紅葉が不機嫌になり別の部屋に行くと、夜々は「思春期かよ」と怒る。椿が家を手放すと決断したことで、4人はギスギスしてしまっていた。

ゆくえはいつものように1人カラオケをしていると、向かいの部屋にいる赤田鼓太郎(仲野太賀)と偶然会う。密室で2人になることが禁止されているため、ゆくえと赤田はドアを開けて廊下を挟んで話し始める。先日喧嘩をしたばかりだったが、椿の話で盛り上がる2人。解散した後、赤田は婚約者の白石峰子(田辺桃子)にゆくえと偶然会ったことを報告する。峰子は赤田がゆくえに恋愛感情を抱いていないことを分かっていながらも、自分で補えない栄養をゆくえから得ていることに我慢できず、泣き出してしまう。「こんなに俺のこと好きだとは思ってなかった」と言いながら、赤田は峰子を宥めるのであった。


ある日、夜々はミニサイズのホッケーゲームを持って椿の家を訪れる。2人でホッケーゲームをやりながら、夜々は紅葉との喧嘩について謝る。椿は「前にここに住んでいた人は知らない人だけど、その人がここに住みたいなら譲ろうって思っちゃったんだよね」と伝える。すると夜々は「私が純恋さんの代わりになるってありますか?」と、つい口に出してしまう。

「そしたらここに2人で住んで、あの2人も今まで通り好きに遊びに来られるし」と夜々が続けて言うと、椿は無言で固まる。夜々は慌てて例え話だと誤魔化すが、「3人とも同じかな。同じくらい皆、同じように好き」と答える椿。夜々は「私も3人皆同じように好きです」と言って本当の気持ちを隠し、涙を堪える。夜々の恋は残念ながら実らなかった。

後日4人が椿の家に集まると、前の住人の話になる。前に住んでいたのは美鳥さんという人で、椿がずっと会いたかった中学の同級生だった。さらにゆくえの高校時代の塾の先生である美鳥ちゃん、夜々の従姉妹のお姉ちゃんである美鳥ちゃん、紅葉が探していた先生の美鳥さんについても共通点がたくさん見つかり、4人が指しているのが同一人物である可能性が高いことが分かった。
志木美鳥(田中麗奈)がゆくえからのLINEのメッセージを見るところで、第7話は終了した。

今回の放送ではついに夜々が椿に好意を伝えたが、良い結果にはならなかった。しかし夜々は4人では会いたいと言い、今後も関係を続けていきたいように見受けられる。また紅葉はゆくえに好意を抱いているが、伝える気はなさそうだ。これまでの放送を見ると「男女の友情は成立するのか?」という本作のテーマについては、「成立するが、どちらも恋愛感情を抱かないのはかなり難しい」という結論付けになるだろう。美鳥の登場によって、物語はどのように動いていくのか。そして4人の関係はどうなるのか。11月30日(木)に放送される第8話を楽しみに待とう。

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