杉咲花主演の月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)第3話が、29日(月)よる10時より放送される。今回、第3話場面カットと吉瀬美智子からのコメントが到着した。


【写真】冷徹なオーラを醸し出す津幡看護師長・吉瀬美智子【2点】

本作は、事故による後遺症で過去2年間の記憶がない脳外科医のミヤビ(杉咲花)が、同じ脳外科医でアメリカ帰りの三瓶(若葉竜也)と出会い、医師としての自分を少しずつ取り戻して行く、新たな医療ヒューマンドラマ。

第1話では、看護助手としての日々を懸命に生きていたミヤビに、三瓶は「あなた医者ですよね?それでいいんですか?」と問い、技術的にはミヤビが脳外科医として復帰することは可能であると説明。三瓶の「あなたは障がいのある人は、人生をあきらめてただ生きていればいいと思っているんですか?」、「大丈夫。川内先生ならできます。昨日を覚えていなくてもあなたが生きてきた日々は確かにあるんです」などのセリフが心に残ったという声が多くみられた。

第2話では、“左側の感覚”を全て失うという後遺症の影響で大好きなサッカーができなくなった高校生の患者に、ミヤビが主治医としてつらい現実を宣告する場面が描かれた。
また、本来の自分を取り戻したいと焦り葛藤する少年に、ミヤビが体を張ってとことん向き合う姿は、同じく脳に障害を持ちながら、「医者でありたい」と願うミヤビにしかできない治療だと、大きな感動を呼んだ。

さらに、2話のラストシーンでは、三瓶がミヤビに「僕たちは、婚約していました」と衝撃の事実を明かし、三瓶がなぜミヤビの回復にそこまでこだわるのか、その理由に納得した視聴者も多かったよう。放送後には、X(旧Twitter)で“#アンメット”が2週連続で日本トレンド1位を獲得した。

今夜放送の第3話では、ミヤビの記憶障害を不安視し、手術はもちろん、患者を診察することすら反対している看護師長の津幡が、医療安全室長として、病院内のいかなるリスクもミスも許さない“安全の鬼”と化したその理由が描かれる。そんな津幡を熱演しているのは、洗練された大人の女性として同性から圧倒的な支持を受け、近頃はバラエティーで見せるチャーミングな笑顔も印象的な吉瀬美智子。

今回、第1話からミヤビに対して冷たい態度をとる津幡は、前髪をビシッと固めたヘアスタイルに加え、つり上がった眉毛とキリっとしたメイクで、冷徹なオーラを演出。


これまでのファッショナブルなイメージから一変し、ヒール役を演じている吉瀬の姿に、ネット上では「メイクと雰囲気だけでこんなに師長になれる吉瀬美智子すごい」「吉瀬さんって途中まで気が付かなかった」「いつものイメージと全然違う」と驚きの声があがり、吉瀬自身も「友人から“厳しい看護師長が似合ってたね”と言われました。原作があるので、まずはその見た目を意識しながら、自分の知り合いの方を参考にしたりしています」と、周囲の反響にうれしさをにじませた。

さらに、第3話ではなぜかプライベートでミヤビと交流するなど、津幡の意外な一面も明らかに。「ここまでの津幡は恐い人という印象ですが、3話では、それ以外の顔や成長も見られ、少しずつ人間らしさが出てくると思います。また、ミヤビの記憶障害にも新たな展開が! チーム一丸となって、みんなで乗り越える回になっていると思うので、楽しみにしていてください」とコメントを寄せた。

▼吉瀬美智子(津幡玲子役)コメント全文
――これまでの放送を終えて、周囲の反応・反響はいかがですか?

吉瀬 俳優仲間からは、「見入ってしまった」「あっという間だった」「脳外科の現場の厳しさに説得力があった」などと感想をもらい、友人からは「厳しい看護師長が似合ってたね」とも言われました。
原作があるので、まずはその見た目を意識しながら、自分の知り合いの方を参考にしたりしています。なにせ“安全の鬼”なので、すごく姿勢もよくて(笑)、普段の自分とは違うので、気づくと肩に力が入っていることもあります。

――津幡に共感できるところは?

吉瀬 真面目というか、グレーがなくて白黒はっきりしている部分は共感できます。目の前のことに前のめりになってしまうところも近いかなと思います。私もセリフが飛んで恐くなることがあるので、常に緊張と闘っている部分は同じかもしれないですね。

――吉瀬さんが思う『アンメット』の魅力を教えてください。


吉瀬 キャスト、映像、音楽、すべてが豪華なので、まるで1本の映画を観ているような気分になれますし、その世界観に引き込まれてしまうと思います。医療はもちろん、ミヤビと三瓶の関係、そしてミヤビの記憶障害の謎もあり、誰もが悩みを抱えながらも前向きに成長していくところに注目してください。

――撮影現場でのエピソードを教えてください。

吉瀬 犬を飼っているキャストが多いので、犬の話で盛り上がりました。あと、杉咲さんとは今回が初めての共演なのですが、彼女は役で患者さんに寄り添うのと同じように私にも寄り添って話を聞いてくれて、一緒のシーンでは「これ、やりにくくないですか?」などと気遣ってくださいました。撮影後には、花ちゃんからメッセージが届いて、「え、これはミヤビちゃんからなの?花ちゃんからなの?」っていうくらい、役のままのような温かい内容で、「なんていい人なんだ」と感激しました。
役の上でもミヤビの人間性が素晴らしく、津幡も彼女から学んで変わっていきます。私自身も、花ちゃんとミヤビちゃんに、すごく信頼を寄せています。

――撮影を乗り切るためのリラックス方法はありますか?

吉瀬 好きな香りを楽しむ、好きな音楽を聴く、楽しくお酒を飲む!

――3話のみどころ・視聴者へのメッセージをお願いします!

吉瀬 ここまでの津幡は恐い人という印象ですが、3話では、それ以外の顔や成長も見られ、少しずつ人間らしさが出てくると思います。「こういう理由があったから、厳しくなったのね」ということも分かります。そして、ミヤビの記憶障害にも新たな展開が!チーム一丸となって、みんなで乗り越える回になっていると思うので、楽しみにしていてください。

▼第3話あらすじ
ミヤビ(杉咲花)の記憶障害は治る可能性があると示唆したうえに、「僕たちは、婚約していました」と驚きの過去を明かした三瓶(若葉竜也)。
あまりに突然の告白に激しく動揺したミヤビは、その言葉を日記に残すかどうか迷う。さらに翌日には、星前(千葉雄大)から、三瓶が持っていたというミヤビと三瓶のツーショット写真を見せられ、ミヤビはますます混乱する。

そんななか、病院スタッフの間で、津幡(吉瀬美智子)が大迫(井浦新)の元を訪ねたといううわさが流れる。うそかまことか、津幡は患者の安全を最優先に考え、ミヤビを手術に参加させるべきではないと直談判しにいったらしい。すると、看護師たちの間では、安全室長として日頃からスタッフに厳しく接する津幡に反発する声があがり、星前もさすがに越権行為だと藤堂(安井順平)に抗議。しかし藤堂によれば、津幡が患者の安全に固執するのには、ある理由があるという…。

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