【写真】グラビアもできる演歌歌手・望月琉叶の撮り下ろしカット【10点】
演歌歌手なのに、なぜ水着になる必要があるのか? そのことを説明するには、望月琉叶が所属していたアイドルグループ「民族ハッピー組(加入時は「演歌歌手ルピナス組」名義)時代に話が遡る。民族ハッピー組は、特にグラビア活動に力を入れていたわけではなかった。望月が水着になったのも、まったくの偶然からだったという。
「海外遠征でインドネシアに行くことがあり、そこのホテルにプールがついていたものだから、ほかのメンバーと一緒に水着でワーキャー遊んでいたんです。そのときの写真がSNSに上がると、『めっちゃいいじゃん! るかち、グラビアもイケるかもよ!』とファンの人からのポジティブな意見が届くようになりまして。
もともと私はオタク気質で陰キャな人間。ビキニはもちろんのこと、海とかプールに行くようなタイプでもないんですけど、珍しい機会だからってことで少し弾けちゃったんでしょうね」
ソロ演歌歌手として出発するにあたって、望月のビジュアルが大きな武器となることは衆目の一致する意見だった。出版社からのオファーが相次いだこともあり、デビューと同時期に『週刊ヤングジャンプ』(集英社)でグラビアデビューを果たすと、翌年にはDVD『初恋歌姫』(竹書房)もリリース。ファン層を一気に拡大させていく。
「抵抗感はまったくなかったですね。逆にそれまでは(セクシー女優の)三上悠亜さんや明日花キララさんのグラビアを見て憧れていたので、率直にうれしい気持ちでした。
あとはグラビアきっかけで私の存在を知り、コンサートに来てくれるようになった方もいますし。水着になってよかったなと今でもしみじみ感じます」
2021年にリリースされた配信シングル『チョメリズム』のMVは現在までに67万回再生されているが、スタッフがデータ分析したところ、閲覧者の多くがインドやインドネシアの居住者だったという。『マツケンサンバ』とインド映画をゴッタ煮にしたようなカオス的映像美に加え、水着姿で歌う望月の姿が国境を超えてインパクトを与えたのだろう。
「テレビの歌番組でも水着になったことがあります。そのときは着物で曲を歌い始め、間奏部分で幕が下りている間に水着へ早着替え。バーンと幕が上がった瞬間、水着姿で私が歌い始めているという演出だったんです。おかげさまで反響もすごく大きくて、共演した川中美幸さんも『私も水着になってみた~い』なんて喜んでくれました」
アイドル時代はファンのほとんどが男性だったが、現在は女性客のほうが割合としては多くなった。その中には望月を「憧れの存在」として見る女性も少なからずいるはずだ。これだけの美貌をキープするために普段から意識していることはあるのだろうか?
「食事制限とかは特にしていないんですけど、腸活は少し心掛けています。夜はヨーグルトを飲んで、朝は青汁を飲んで……。撮影のときに注意しているのは、自然な笑顔を出すこと。
撮影スタッフの人からは『ちょっと恥じらいがあったほうが、男はドキドキするものだよ』って言われたことがあるんです。だけど抵抗感が皆無なものだから、そこも課題かもしれませんね」
さて、「グラビアもできる演歌歌手」と謳われた望月だが、残念ながらここ2年ほどはグラビア現場から離れている。これは単純に演歌歌手として忙しくなったのが理由。喜ばしいことであると同時に、「早くまた水着になってよ~」とファンからの切望する声も本人の耳には届いている。
「安心してください。水着を避けているわけではないし、出し惜しみする気もありません。むしろ80歳になってもグラビアはやりたいくらいです。今はテクノロジーも進化しているし、30代とか40代の美魔女と呼ばれる方が持てはやさる時代じゃないですか。いつまでも『グラビアもできる演歌歌手』でいたいですね。
ただ、せっかくグラビアを久しぶりにやるんだったら、なにか大きな動きに合わせたタイミングがいいかなとも思っているんですよ。
6月12日には待望の5thシングル『朧月(おぼろづき)』がリリースされ、その後も大きなプロジェクトが始動する予定だという最近の望月。そこでの展開次第では、意表をつくかたちでのグラビア展開も期待できるかもしれない。
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