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「思えば最初のクロフェスは2020年で、コロナ禍ど真ん中。緊急事態宣言などもあり、開催自体が危ぶまれたんです。それでも2日間やる予定だったのを1日に減らし、無観客に変更することでどうにか開催までこぎ着けた。あのときのシュールな光景は忘れられないですね。ステージの真ん前にポツンと置かれた椅子に僕は座り、ひたすら黙々とメモを取っている。その様子が配信されるわけです。アイドルちゃんたちも、めちゃくちゃやりづらそうでした」
スタッフの間でも「中止にしたほうがいいのでは?」という声が大勢だったそうだが、それでも強行したのはクロちゃんのチャレンジ・スピリットに火がついたからだ。コロナ禍だからこそ、今ここで新しいことをやるしかないんだという反骨心である。
「クロフェスというのは“挑む”という姿勢が根底にあるんですよ。あの年のトリはTask have Funに締めてもらいましたけど、正直、アイドルとしてのキャリアや格でいえばもっと上のグループだってあった。でもチャレンジする姿勢を打ち出したかったから、あの3人が適任だと思ったんです」
純粋なアイドルファンであるクロちゃんは、TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)や@JAMに代表されるフェスに自腹で何度も足を運んだことがある。もちろんMCなどで出演したことも数えきれない。そこでアイドル文化の素晴らしさや奥深さに開眼し、少女たちをリスペクトするようになっていったという。
「やっぱりファンの人たちが喜ぶフェスにしたいという気持ちが大きいんですよ。“今年もやるんですね。楽しみにしています”とか声を掛けられると気合が入るし、楽しんでもらうためには毎年同じことをしていてもダメだという気持ち。そこは本当にチャレンジ精神の問題になってくる。会場を大きくしたり、日程を増やしたりするのもそうだし、『47都道府県のアイドルさん、会いたいしん』みたいな新企画をブチ上げるのも然りで」
さらに、もうひとつサプライズ発表があるという
「今年はスペシャルゲストMCも登場してくれます! しかも、これがかなり豪華なんですよ。初日の6月1日が高橋みなみ! 2日が田中れいな! 8日はハシヤスメアツコ! 9日は矢口真里! どうですか? レジェンド感もメジャー感も申し分ないと思いませんか? 4人にはもちろんステージに立ってもらうけど、一緒にロケとかもできたらいいかもしれませんね」
高橋みなみがクロちゃんと公私ともに仲よくしているのはご存知の方も多いだろう。なんと今回の出演は自分から話を切り出してきたという。
「最近はアイドルちゃんたちから“私たちもクロフェスに出たいです!”って直談判されることも増えました。僕はアイドルに恩返しをしたいと思いながら頑張ってきたので、なんだか不思議な気分です。とにかく僕が望むのは、お客さんも出演アイドルもみんなが笑顔になれるようなフェス。最高にハッピーなお祭り騒ぎにしたいしん!」
普段はクズぶりが全開だが、ことアイドルに関しては真面目一徹といった様子のクロちゃん。見る目には定評があるだけに、フェスに対する期待は膨らむばかりである。
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