杉咲花の主演ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系/毎週月曜22時)の最終話が、24日(月)に放送される。今回、三瓶友治を演じた若葉竜也がクランクアップを迎え、コメントが到着した。


【写真】『アンメット』最終話場面カット【21点】

今作は“記憶障害の脳外科医”という主人公が目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。17日(月)放送の第10話では、三瓶(若葉竜也)はもとより、星前(千葉雄大)や津幡師長(吉瀬美智子)、藤堂院長(安井順平)らがミヤビの記憶障害の原因を知ることになり、手術が困難なその状況に誰もが言葉を失う様子が描かれた。

そんななか三瓶だけは手術に一縷(いちる)の望みをかけるが、ミヤビ(杉咲花)本人は手術を拒否。そこには、もし手術に失敗したら三瓶は自分を責めてしまうだろうという、ミヤビの三
瓶を想う気持ちがあふれていた。

それでも決して手術をあきらめず、汗をにじませながら血管吻合(ふんごう)の練習をする三瓶の姿からは、最愛の人の命を救いたいのに救えない、もどかしい気持ちがひしひしと伝わってくる。焦燥感から思わず「くそ!」と声を荒げるシーンは、SNSで「三瓶先生の気持ちが痛いほど伝わってきて苦しい」「この一言で泣かせる三瓶先生すごい」と話題になった。

今回、三瓶友治を演じた若葉竜也がクランクアップを迎えた。スタッフの「以上のカットを持ちまして、若葉竜也さんオールアップです!」の声に深々とお辞儀をした若葉。若葉は見る人に鮮烈な印象を与え、毎週放送が終わるたびにその確かな演技力で話題をさらっていた。

現場には、すでにクランクアップした岡山がサプライズで駆けつけ、若葉に花束を手渡した。都内から車で約2時間かかる遠方でのロケだったこともあり、岡山の姿を見た若葉は驚きを隠せず、目を見開いて「ウソ…来たの…わざわざ?ここに?」とびっくり。目を閉じたまま動きが止まり、「えっと…」と何とか言葉を紡ぎだそうとするが、感極まってうまく言葉が出てこない。


気づけば目には涙があふれ「僕は、ドラマをこれまであまりやったことがなくて、撮影中初めて聞いた言葉(ドラマの専門用語)もありました」と撮影を振り返る。再び言葉に詰まると、そんな様子を見守っていたキャスト陣とスタッフを見渡し、目に涙をためながら「たぶん…この景色は、ずっと忘れないと思います。ありがとうございました」と、感謝を述べた。

短くも心のこもった若葉の言葉とその涙に、そこにいるスタッフ、キャストも同じように溢れる涙が止められず…温かな拍手がその場をつつんでいた。

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