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朝鮮人の金顕洙(許秀哲)が放火容疑にかけられている事件をきっかけに、差別について頭を巡らせる寅子(伊藤沙莉)。
一方で、入倉(岡部ひろき)のように憶測で誰かを非難したり「怪しい」と決めつけたりする人も多い。入倉は「火のない所に煙が立たず、ですよ」と、兄・顕洙の無実を訴えて声を荒げた弟・広洙(成田瑛基)に疑いの目を向ける。
すると航一(岡田将生)は、関東大震災が起きた頃、罪のない朝鮮人が日本人によって大量に殺されたと話し「『火のない所に煙が立たず』で終わらせるのか、それともその煙を上げたのは誰なのかを見極めるのか」と、煙を上げる者・煙を充満させようとする者をチクリと刺したのだった。
SNSでは「さすが虎に翼な回だった」「火のないところに煙は立たず→煙を上げたのは誰なのか 痺れた」「後世に伝えたい名言ですね」「ネット社会は、火のないところに煙がたちすぎだからね」など、SNSでのデマの拡散や炎上などが頻発する現代と重ね合わせて共感する声が多く寄せられていた。
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