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3人は2018年に前身の欅坂46に加入後、ライブや音楽番組で卒業した一期生の代理ポジションなどを務めてきた。森田は小柄ながら抜群の身体能力でダイナミックなパフォーマンスを見せ、藤吉は独特の“陰”のオーラを放ち、すぐにファンの間で注目を集めた。また山崎は、当時グループ最年少の13歳で将来を嘱望される存在でありつつ、まだまだ初々しさが残っていた頃だ。
2020年7月配信の無観客ライブ『KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!』では、欅坂46の活動休止と改名が発表された。同ライブでは、覚醒し始めた山崎が“意思のある力強い眼差し”で、欅坂46の魂を継承する強い意思を見せ、改名後のグループの希望の光だと思わせてくれた。
同年12月の改名後の1stシングル『Nobody’s fault』、2021年の2ndシングル『BAN』では、表題曲センターを森田が、カップリング曲センターを山崎、藤吉が務める“3人センターシステム”を導入。まずは、3人がグループの顔となることが明示された。
ただ、3rdシングル『流れ弾』では森田、山崎はフロント入りするも、当時、藤吉は3列目メンバーからなるBACKS入りを経験した。それでも藤吉は、BACKSメンバーによる『3rd Single BACKS LIVE!!』で圧倒的な存在感を見せ、再びグループの中心へと戻っていく。
2022年の4thシングル『五月雨よ』では山崎が、2023年の6thシングル『Start over!』では藤吉が、ついに初の表題曲センターとなった。特に『Start over!』は、櫻坂46が飛躍を遂げるきっかけにもなったが、藤吉の楽曲に憑依する類まれなる表現力が無ければ、ここまで特大級のインパクトを放つことは出来なかっただろう。
この藤吉センターの『Start over!』を起点に、2023年の7thシングル『承認欲求』では森田が、2024年の8thシングル『何歳の頃に戻りたいのか?』では山崎が表題曲センターを務め、櫻坂46人気は盤石のものとなる。
事実、続く9thシングル『自業自得』、10thシングル『I want tomorrow to come』では、三期生の山下瞳月が連続センターを務めている。加入から1年半が経過し、人気が加速する三期生は続々と選抜入りを果たし、グループの中核を担うまでになっていた。
しかし、2025年の幕開けとなる『UDAGAWA GENERATION』では、前述の通り森田、山崎、藤吉が3トップとなった。なぜ今、原点回帰にも見えるこの3トップが形成されたのか。それは、2025年が櫻坂46にとって5周年を迎える節目の年でもあり、勝負の年でもあるからではないだろうか。
櫻坂46は今年4月から8月にかけ、東京ドーム3days、初の京セラドーム大阪2daysを含むこれまでにない大規模ツアーを敢行する。また、四期生加入を控える中で、現時点での人気に驕ることなく、さらなる飛躍を狙う一年でもある。
その一発目のシングルは、勝負を賭ける1曲となる。だからこそ、櫻坂46発足当初からグループを引っ張ってきた森田、山崎、藤吉が3トップを担うのだろう。
ただ、3トップは原点回帰と言えど、三期生からこれまでで最多の7人が選抜されており、グループ内競争の活性化とともに、櫻坂46は進化し続けている。
同曲は欅坂46の『風に吹かれても』でも作曲を担当した、シライシ紗トリ氏によるこれまでにないファンキーなアッパーチューンだ。
グループ加入時からは考えられないほどの貫禄を身に付けた森田、山崎、藤吉という盤石の3トップで、櫻坂46はこの勝負の1年の号砲を鳴らす。
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