【写真】「トップカバーアワード」大賞を受賞した、えなこ【4点】
――「第2回トップカバーアワード2024」総合大賞受賞おめでとうございます!
えなこ ありがとうございます。お知らせをいただくまで、駄目かなと諦めていたのでびっくりしました。21年・22年と前身の「カバーガール大賞」で2年連続大賞を受賞させていただき、3年目も大賞を獲って殿堂入りするぞと意気込んでいたんですが、23年から「トップカバーアワード」に名称が変わって。昨年はコミック部門で1位を獲得させていただいたんですが、総合大賞を狙っていたので悔しくて……。24年は絶対にトップを獲るぞと頑張ったので、とてもうれしかったです。
――どうして総合大賞を獲れたと自己分析しますか。
えなこ 「トップカバーアワード」はたくさんの表紙を飾った方に贈られる賞です。私はグラビアを始めて約8年なんですが、ファンの方が、私が表紙を飾った雑誌を手に取ってくれたり、SNSで拡散してくれたり、アンケートに「また、えなこさんの表紙が見たい」と書いてくれたり。みんなの応援のおかげで獲れたと思います。
――今は各出版社が競い合うようにデジタル写真集を出していますが、紙媒体への思い入れはありますか。
えなこ あります。雑誌の表紙を飾ったとき、全国の書店さんやコンビニさんで見ることができるので、そういったところは今も紙が強いなと思いますし、全国のファンの方に見ていただけるのはうれしいことです。デジタルはデータなので、物として残らないのが寂しいですし、中には無断転載する人もいますからね(笑)。そういうことも含めて紙が好きです。それに私はオタクなので、コレクション気質で。もちろんデータでも買うんですが、好きなマンガは紙で持っておきたいんです。ただ、集め過ぎると収拾がつかなくなるので、節度を持ってコレクションしています。
――中学生の頃からコスプレ活動を始めて、着実に知名度を上げて、活動の幅を広げていきましたが、グラビアを始めた当初、こんな未来を想像していましたか。
えなこ 全く想像していませんでした。私がグラビアを始めた頃は、今みたいにコスプレイヤーが表紙を飾る時代ではなかったですからね。テレビに出るお仕事でもコスプレをするのが基本で、雑誌のグラビアに出るときも最初はコスプレをやっていました。
――グラビア撮影の日は朝が早いことが多いかと思いますが、その辺の辛さはありますか。
えなこ 朝が早いのは慣れているので問題ないんですが、夏と冬はコミケがあるので、睡眠時間が少なくてきついことはあります。コミケで出す写真集は自分で編集もやっているので、その作業と撮影が被ると大変です。
――グラビア撮影の日は朝から何も食べないとお聞きしたんですが、撮影中は平気なんですか。
えなこ 昔はふらふらすることもあったんですが、8年もやっていると慣れます。自分の体調よりも、食べておなかが出た写真が世に出回るほうが精神的にきついです。
――普段はインドアだそうですが、体型をキープしている秘訣は?
えなこ スキンケアや日々の節制など、家でできることを頑張っています。勧められてエステに行ったこともあるんですが、続けられなくて。ジムは筋肉がつきやすくてムキムキになっちゃうのでやめました。
――2024年に表紙を飾った中で印象に残っている雑誌はなんでしょうか。
えなこ 『COSPLAYMODE 1月号』です。『涼宮ハルヒの憂鬱』のハルヒ(バニー衣装)コスプレで表紙をやらせていただいたんですが、私が初めてコスプレをしたのもハルヒだったので感慨深かったです。ちゃんと公式の許可をいただいて、表紙でハルヒのコスプレをできたのもうれしかったですし、衣装が全て自分の私物だったのも、あまりない経験でした。
――えなこさんの原点とも言えるコスプレだったんですね。
えなこ 初めてハルヒのコスプレをしたときは、撮影するって概念もなかったので、着ただけで満足して、データとして残っていないんですよね。今でも悔やんでいるので、ハルヒのコスプレをするたびに、そのときのことを思い出します。
――当時と比較したらコスプレのクオリティも飛躍的に上がっているのではないでしょうか。
えなこ ウィッグのカットも昔より上手くなりましたし、メイクの技術も全然違います。衣装制作も自分でできるんですが、最近は時間がなくて作れてないですね。
――歴代のコスプレ衣装は保存しているんですか?
えなこ なるべく取っておくようにしているんですが、さすがに10年以上前の衣装は劣化もするので処分しています。それでも300着以上あるので管理しきれなくて。
――時間があったら、自分の好きなコスプレを存分にやりたい気持ちはありますか。
えなこ と思っているんですが、去年の春以降できていないので久しぶりにやりたいですね。誰とかまでは決まっていないんですが、大好きなVTuberのコスプレをしたいです。
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