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同性からはあこがれの存在として注目され、40代になっても「結婚したらロス確定の美人女優」ランキングで1位になるなど男性支持も高い綾瀬。
綾瀬の『のど自慢』への出演は、2016年3月の「福島県広野町」以来で、実に9年ぶり。綾瀬のMCといえば、2013年、2014年、2019年の3度にわたって司会を務めたNHK『紅白歌合戦』が印象的だ。司会というと「ミスなく冷静にそつなくこなす」というイメージがあるが、綾瀬はその真逆で、ミスや天然ボケを連発。しかし、その「何が起きるか分からない面白さ」に視聴者がくぎ付けになり、近年の紅白司会者の中でも屈指の高評価を得た。
実際、昨年10月に「女性自身」(光文社)WEB版が発表したアンケート企画「過去20年でよかったと思う『紅白司会』ランキング」では、橋本環奈や仲間由紀恵らに大きく差をつけて女性1位に。男女総合でも1位の大泉洋、2位の中居正広氏に次ぐ3位となった。「また綾瀬はるかの天然MCが見たい」という声は根強くあり、それが前述の『のど自慢』への期待につながったようだ。
綾瀬は3月に40歳の誕生日を迎えたが、まったく支持が衰える気配がない。最近は出演作を厳選しているようで女優業はそれほど活発な印象はないが、放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』ではナレーションと九郎助稲荷役をしっかり好演。
6月21日からは異例の「終活」をテーマにしたNHK連続ドラマ『ひとりでしにたい』で主演を務める。また、昨年11月には約1年3カ月ぶりとなる主演映画『ルート29』が公開され、今までにない「孤独な清掃員」という役柄で新境地を拓いた。
NHKドラマや映画を女優業の中心にしたことで、出演数はそれほど多くないものの「別格」的なプレミア感が生まれ、それが彼女の支持や「旬の女優」感が衰えない要因になっているようだ。
綾瀬の影響力は、業界内でも高く評価されている。アーキテクトが運営するWebサイト「タレントパワーランキング」が独自調査のパワースコアを元に今年4月に発表した「40代女優タレントパワーランキング」では、2位の深田恭子、3位の米倉涼子、4位の小池栄子らを大きく引き離し、綾瀬が堂々のトップに立った。
綾瀬はランキングサイト「ランキングー!」が昨年11月に発表した「今結婚したらロス確定の『美人女優』ランキング」で1位を獲得。2位は長澤まさみ、3位は浜辺美波、4位は吉岡里帆、5位は橋本環奈と上位は20~30代の女優が占めており、その中で1位に選ばれた価値は大きい。40代になると同性のファンが増加し、異性のファンは減っていく傾向があるが、綾瀬はまだまだ男性人気が非常に高いようだ。
男性人気が高さに加え、女性からの支持も十分にあるのが綾瀬の特徴。その象徴といえるのが「ユニクロ」のCMで、その肉体美が男性視聴者の視線を集めた一方、ブラトップなどの着こなしは多くの女性たちのお手本となっている。化粧品ブランド「SK-II」のCMなども、世の女性たちの「あこがれの存在」であることの証といえるだろう。
綾瀬の魅力について、よく「かわいらしさと大人の魅力がバランスよよく両立している」といわれる。
綾瀬は天然ボケのかわいらしいイメージがあるが、もし見た目まで無理に若作りしているような印象があれば、同性からのあこがれの対象にはなりえないだろう。彼女のビジュアルは年齢相応の磨き方で輝いており、そのナチュラルさと天然ぶりが絶妙なバランスで調和しているのだ。
なかなか両立できることがない「カワイイ」と「キレイ」を兼ね備えた存在で、なおかつ女優として高い演技力を持っているからこそ、まったく輝きに陰りが出る気配がないのだろう。40代になった彼女がこれからどんな「大人の女性」像を見せてくれるのか、今後がまた楽しみだ。
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