6月16日、北川景子主演ドラマ『あなたを奪ったその日から』(フジテレビ系)の第9話が放送された。視聴者からは、紘海(北川)の3歳の娘・灯の命を奪った食品事故を起こした「Yukiデリ」の社長・結城旭(大森南朋)の長女・梨々子(平祐奈)の壮絶な過去に対し、悲痛な声があがっている。


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裕福な家庭で何不自由なく育った梨々子だったが、初回放送時からどこか影のある言動に、視聴者からは心配の声が聞こえていた。

それは「金持ちの娘」にありがちなワガママを超え、当初は母親が出て行ってしまったことや、多忙な父親が自分にあまり関心を向けてくれない寂しさによるものと思われていたが、物語が進むにつれ、父親の会社が起こした死亡事故が、梨々子の心に深く闇を落としていることが明らかになっていく。

そんな中、11年前の食品事故の原因となった、ピザにエビが混入した経緯が、梨々子にあったことが判明したのだ。

事故が起きる直前まで、母親が家を去ったにもかかわらず、梨々子は素直に育ち、父親の店である「Yukiデリ」が多忙な時には積極的に厨房を手伝っていた。だが、ここで痛ましい事故が発生してしまった。

ピザの調理を頼まれた梨々子は、店が忙しかったためレシピを確認せず、本来使っていなかったエビを入れてしまう。ピザを釜に入れる直前にレシピにはエビがないことに気付いた梨々子は、慌ててエビを取り除いたのだが…。

翌日、そのピザを食べた3歳の女の子がアナフィラキシーショックで死亡したというニュースを見て、梨々子は泣き崩れる。

店の管理者である旭は娘を守ろうと事実を隠蔽するが、梨々子は自分の過失で人の命を奪ってしまったという罪悪感に苛まれ、やがて心を壊しいくのだ。

過酷すぎる梨々子の運命に、視聴者からは「これは周囲の大人の罪」「梨々子ちゃんは善意で店を手伝う良い子だったのに…」といった悲痛な声があがっている。同時に、素直だった少女が次第に心を歪めていく様を演じた平祐奈の高い演技力にも称賛が集まっている。

今後、紘海や旭、そして紘海が復讐のために誘拐し、自分の娘として育てた美海(一色香澄)そして梨々子がどんな運命を辿るのか。
最終回までラスト2話の展開から、目が離せない。

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