6月30日に最終話が放送された『あなたを奪ったその日から』(フジテレビ系)。美海(一色香澄)が紘海(北川景子)と一緒に暮らしながら、父親である旭(大森南朋)とも頻繁に会うという、美海にとって最良と言える結末を迎え、視聴者から感動や安堵の声が寄せられた。


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その一方で、ある登場人物だけが不幸な結末を迎えたこと
、視聴者をザワつかせている。玖村毅(阿部亮平)のことだ。大学時代に梨々子(平祐奈)の家庭教師をしていた玖村は、セクハラという虚偽の情報を梨々子に流されたため、就職の内定も取り消され、以降、不遇な生活を送ることに。ようやく働き始めた職場でも、過去のセクハラ騒動がバレて退職に追い込まれるなど、1人だけ“人生終わった”状態になっていた。

最終話で梨々子から、旭の会社で働くことを提案されるが、かつて自分を地獄に突き落とした梨々子からの申し出に、玖村は逆に復讐心を燃やしてしまう。玖村の企てにより、ネット上に「結城梨々子は殺人者」という記事を出され、梨々子もまた職を失うのだった。

しかし、ハローワークの前で再開した二人の様子は対照的だった。玖村が荒んだ表情でいるのに対し、過去の過ちから解放された梨々子の表情は清々しく、前を向いていた。梨々子が、自分を恨み苦しんでいることを期待していた玖村は、梨々子に「ありがとう」と言われて動揺する。過去の罪を隠蔽されたことに苦しんでいた梨々子は「これでよかった」と、玖村に伝えるのだ。

結果的に、一人だけ不幸から抜け出せないままだった玖村に対し、視聴者からは「玖村は冤罪で何も悪いことしてなかったのに可哀想すぎる」「阿部ちゃん悲惨!でもいい演技だった」「望月(筒井道隆)も東砂羽(仁村紗和)もハッピーエンドっぽいのに玖村くんだけなぜ?」「玖村も幸せになってほしい」といった声が寄せられている。

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