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モーニング娘。’25は、歴代最長となる約14年半の在籍となった生田衣梨奈が7月8日のコンサートをもって卒業。サブリーダーの小田さくらも2025年に卒業することが発表されていたが、さらに12期メンバーの羽賀朱音と13期メンバーの横山玲奈が今秋のコンサートツアーをもって卒業し、芸能界を引退することが告知された。
モーニング娘。はメンバーの加入と卒業を繰り返していくグループだが、今回の卒業ラッシュはファンにとっても衝撃的。モー娘。現体制の象徴だった生田がグループを去り、抜群のパフォーマンス力とストイックな性格で信頼を集めていた小田が卒業を決め、さらにスキルやキャラクターがこれから伸びると期待されていた羽賀と横山もあと数カ月で卒業となれば、ファンの動揺は避けられないだろう。
実際、ネット上では以下のような落胆の声が飛び交っている。
「モーニング娘。は新陳代謝のグループだけど、この卒業ラッシュはつらすぎる」
「モー娘卒業ラッシュすぎん?小田ちゃんと横やんいなくなったらだいぶ痛いのでは」
「この状況で横山玲奈さんと羽賀朱音まで卒業ってなると今後が不安になってしまう」
「メンバー卒業しすぎやん……モーニング娘。
有力メンバーの卒業時期がこれだけ重なると、グループにとって大きな痛手。新メンバーを迎えたとしても、すぐに軌道に乗るかどうかは未知数だ。
そんななか、新体制となるモーニング娘。の今後のカギを握る存在と注目されているのが、活動休止中の北川莉央だ。
北川といえば、今春にSNSの裏アカウントのスクリーンショットがネット上に流出。当時リーダーだった生田や先輩の牧野真莉愛、同期の岡村ほまれ、山﨑愛生らに対する複数の「暴言」が確認され、公式ブログで「いま出ているものは全て私が書いたもので間違いありません」と認めて謝罪。約2年前に友人との私的なやり取りだったというが、ファンにとってもメンバーにとってもショッキングな出来事だった。
北川は「自分を見つめ直し、改める期間にする」として無期限の活動休止となったが、ファンや業界内では「不祥事の内容的にグループ復帰は難しい」との見方が強く、ソロに転向するのではないかとの見方もあった。
ところが7月4日、グループの公式サイトで「現在、活動を休止しておりますメンバー北川莉央ですが、今秋ごろの活動再開を目指して準備を進めております」と発表、活動再開と共にグループに復帰することが示唆された。
これを受けて、ファンの間では賛否が分かれた。どちらかというと否定的な反応が目立ち、ネット上では「この状況で北川が戻ってくるってどうなの?」「メンバーもファンも受け入れられるのかな」といった厳しい声も散見される。
しかし、この事態を意識したとみられる生田の「北川とファンへのメッセージ」が、空気を大きく変える可能性があるとして話題になっている。
生田の卒業コンサートでは、北川ら15期メンバーがセンターを務める楽曲『LOVEペディア』が披露された。さらに、コンサートのラストは「互いを許し合い、失敗を生かして未来へ進んでいく」というテーマの人気曲『涙ッチ』だった。
『涙ッチ』の歌詞には“許し合って終わったことを引きずらない”“失敗を生かして次は成功しよう”といった意味の歌詞があり、これは北川の騒動やメンバーたちの心境に重なる。『LOVEペディア』も含め、この選曲は生田の意思だとみられ、リーダーとして「みんな北川を許し、失敗を生かして明るい未来を目指そう」というメッセージを最後に残したのではないかと推察されているようだ。
暴言を書かれた当事者である生田がこのようなメッセージを発信したとなれば、ファンの気持ちも変わってくるだろう。
北川はソロ写真集を5冊も出しているほどビジュアル人気が高く、ダンスや歌にも定評があり、有力メンバーが続々と卒業するモーニング娘。にとって、貴重な戦力であることは疑いようがない。だからこそ運営側も「グループ復帰」を選択したのだろう。
生田のメッセージがあっても反発が消えたわけではないが、だがここで北川がグループのために粉骨砕身の奮闘を見せれば、受け入れるファンは増えていくはず。彼女の今後のがんばりがモーニング娘。の今後を左右するといっても過言ではない。
北川の復帰がうまくいけば、それがグループ再浮上のきっかけになる可能性もあり、さまざまな意味で目の離せない存在となりそうだ。
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