10月4日に投開票が行われる自民党総裁選では、小泉進次郎農相が多くのメディアで最有力候補者だと伝えられている。もし小泉氏が総裁選で勝利して総理大臣に就任すれば、戦後最年少総理となり大きな注目を集めそうだ。


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そんな中、一足先にテレビ業界で話題を集めているのが、進次郎氏の兄で俳優の小泉孝太郎である。孝太郎は2002年にドラマ『初体験』(フジテレビ系)で俳優デビュー。さわやかなイケメンとしてCMなどでも活躍し、刑事ドラマを中心に、さまざまなジャンルの映画やドラマに出演して人気を確立してきた。今秋には日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)に出演予定で、中堅俳優として確固たる地位を築いている。

また、バラエティ番組への出演も多く、『よじごじDays』(テレビ東京系)の曜日別MCや『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)をはじめ、冠番組『日本探求アカデミックバラエティ 火曜の良純孝太郎』、『孝太郎&ちさ子 プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』(ともにテレビ朝日系)をレギュラーとして抱えている。また、特別番組への出演も多く、昨年あたりから一気にバラエティへの出演を増やして超売れっ子になっているのだ。

孝太郎は、なぜバラエティ番組でも大ブレイクを果たしたのだろうか? 理由の一つは、さわやかなビジュアルが生み出す嫌味のないセレブキャラを確立したことだ。父は元内閣総理大臣・小泉純一郎氏で、日本有数の名家の出身として知られる。いわゆる“二世タレント”とは一線を画す存在であり、デビュー当初から優等生キャラを貫き、さわやかなビジュアルも相まって常に高い好感度を維持してきた。誰もが知るセレブでありながら、親近感あるキャラクターを披露していることが、バラエティでも支持を集める要因だろう。

実際、『火曜の良純孝太郎』、『孝太郎&ちさ子 プラチナファミリー』では、その“親近感あるセレブキャラ”全開で、高い人気を獲得している。

また、トーク力が高いことも魅力の一つだ。
以前は父と弟に気を使い、おとなしい印象が強かったが、最近ではトーク番組でぶっちゃけ発言を連発。家族のエピソードも惜しみなく披露するようになった。例えば、7月18日放送の『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)では、「パートナーに自分の時間を使いたくない」と発言して“クズキャラ”を披露。9月17日放送の『上田と女が吠える夜×ベタドラマスペシャル』(日本テレビ系)では、映画デートで自分だけ先に退席するエピソードや、テーマパークに行ってもドラマや映画の台本を読んでいることを明かし、女性陣から総攻撃を受けた。この程よい“クズキャラ”が新たな魅力を生み、SNSでは賛否両論を呼びながらもファン層を広げることに成功した。

孝太郎は、番組によって「好感度の高いセレブキャラ」「結婚できないクズキャラ」をうまく使い分けているように思える。トーク番組では、赤裸々なプライベートトークで若い世代から支持を獲得し、一方でシニア層の視聴が多い2つの冠番組では優等生キャラを維持。バラエティ番組におけるセルフプロデュースがうまく、テレビ関係者からの信頼につながっているのだろう。その成果が、昨年以降のバラエティ露出の急増につながったとみられる。

弟の進次郎氏が総理大臣になれば、孝太郎の人気はさらに拡大するだろう。父親と弟が総理大臣という俳優は唯一無二で、世間も大注目することになる。冠番組が増える可能性もあり、バラエティタレントとしての活躍はさらに広がりそうだ。
昨今は、二宮和也をはじめ、俳優がバラエティ番組のMCを務める例も多い。そんな流れの中で、孝太郎も「小泉フィーバー」をテレビ業界で巻き起こしそうだ。

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