2025年12月30日、31日の2日間にわたり、東京・東京ビッグサイトで世界最大級の同人誌即売会「コミックマーケット107」(以下、C107)が開催。初開催から50周年という節目の年にあたる今回は、会場改修の影響を受けながらも配置や動線を工夫し、2日間で約30万人を動員した。
なかでもひときわ注目を集めていたのがコスプレエリア。「ENTAME next」では、会場で存在感を放っていたコスプレイヤーに直撃インタビューを行い、撮り下ろしの撮影にも応えてもらった。

【写真】鮎川太陽さんのロイド・フォージャーコスプレ撮り下ろしカット【10点】

今回話を聞いたのは漫画『SPY×FAMILY』のロイド・フォージャーに扮する俳優の鮎川太陽さん。俳優歴25年というキャリアを持つ彼が、なぜ今、コスプレの世界に足を踏み入れたのか。初参加となったコミケの感想から、来年の壮大な計画まで、その胸の内を明かしてくれた。

――本日は『SPY×FAMILY』のロイド・フォージャーのコスプレですが、ものすごい再現度ですね。

鮎川さん ありがとうございます。アニメの最終話が最近放送されたばかりなので、このタイミングでやれたらなと。もともとシーズン1から見ている大好きな作品なんです。

――キャラクターとの共通点も多いとか。

鮎川さん ロイドの身長が187cmで、僕が188cm。1cm差なんです。
なので、かなり本人に近いものを体現できているんじゃないかなとは思っています。原作をリスペクトしているので、なるべく近づけたいという気持ちは常にありますね。

――今日のコスプレで「うまくいったな」という部分はどこでしょう。

鮎川さん 寒いと覚悟していたのですが、割と暖かくて。乾燥とかも気にしていましたが、顔のビジュアルは保てているんじゃないかなと(笑)。コンディションは良いですね。

――そもそも、コスプレを始めたきっかけは何だったのでしょうか?

鮎川さん ハロウィンの時に仮装をさせて頂きましたが、本格的にしたのは今日が初なんです。もともと2.5次元俳優として、キャラクターになりきって演じる仕事はしていましたが、それ以外でも個人的にやりたいキャラクターはたくさんああって、それができるのがこの世界だと思っていて挑戦しました。

――今回がコミケ初参加なんですね。会場の雰囲気はいかがですか?

鮎川さん ニュースなどで見ていたので、ある程度はわかっていたつもりですが……やはりものすごく人多いですね!ここまで混雑しているとは思いませんでした。

――でもその身長だと、迷子にならなそうですね。

鮎川さん そうですね(笑)。
今日も一緒に来た人とはぐれることなく来られました。むしろ僕が相手を見つけるのが大変なくらいです。でも、上から見ていると人が空いている道がわかるので、スッと移動できるんですよ(笑)。

あと、ビッグサイトの屋上にも来てみたかったんです。好きを表現している人、求めている人がこれだけ集まっている空間って、いいなって改めて感じました。憧れの場所に来られた感じです。

――俳優歴25年は本当にすごいです。長く続ける秘訣はありますか?

鮎川さん 秘訣というか……ありがたくお仕事をいただけているだけで、僕はただ、「いるだけ」ですよ(笑)。

――そんな俳優生活で、一番大変だったなという思い出があればぜひ教えて下さい。

鮎川さん 中学校の時に『金八先生』という作品に出させてもらっていて、冬の土手で雨に打たれながら撮影したことがありました。それがものすごく寒くて。正直、今日もそのくらいの覚悟を持って来たので、暖かすぎて拍子抜けなくらいでした。
あの時の経験が思い出に残っていますね。

――では、今後のコスプレ活動について、何か考えていることはありますか?

鮎川さん やるからには1回や2回じゃなくて、ちゃんと続けていきたいです。そして、自分の好きなキャラクターを網羅したい。それが今の意気込みですね。実はもう月に1回やりたいキャラクターは考えてあって、12ヶ月分は決まっています。

――12キャラも!それは楽しみです。他にもやりたいことがあるそうですね。

鮎川さん 一つ大きな計画がありまして。もっと活動の幅を広げたいという思いがあって1ヶ月くらい、海外に語学留学に行こうと思っていいます。コスプレのイベントって、日本だけじゃなく色々な国でも開催されていて、そういう場所に出る時に、現地の言葉で挨拶できるのはもちろん、裏方のスタッフさんたちとも円滑にコミュニケーションが取れたらなと。なのでちゃんとした語学を身につけたいと思っています。

――最後に、この1年で起きた、個人的な「どうでもいい事件」があれば教えてください。


鮎川さん どうでもいい話……(笑)。最近、賞味期限が切れたものの整理をしていたんです。その時に、まさかの5年前の缶詰を発掘してしまって。いつも開けている棚なのに全く気づかなくて、「お前どこにいたんだ!?」って。缶詰って長持ちすると思っているからこそ、つい置いちゃいますよね。それが僕のどうでもいい衝撃事件です(笑)。

【あわせて読む】【写真100点】伊織もえ登場で熱気最高潮 コミケ107を彩ったコスプレイヤーフォトレポート
編集部おすすめ