4月3日、女優の内田有紀が、元俳優で現在は自身のマネジメントを手がける柏原崇氏との結婚を発表し、世間に祝福の声が広がった。30年越しの縁が実を結んだという話題性はもちろんだが、それ以上に印象的なのは、現在50歳の内田がいま‟全盛期”とも呼びたくなる存在感を放っていることだ。


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内田は公式サイトで「ともに歩んできた時間が家族という形になりました」と報告。報道によれば、2人は1995年のCM撮影で出会い、2001年放送のTBSドラマ『ビッグウイング』で再会した後、友人関係を経て2010年ごろから交際に発展したという。柏原氏は俳優業を引退し、長らく内田を支える裏方として歩んできた。

互いに再婚で人生の浮き沈みを経験してきた2人だからこそ、時間をかけて築いた信頼関係の延長線上に結婚がある──そう受け止められたからこそ、今回の発表はワイドショー的な消費ではなく、穏やかな祝福ムードにつながったのだろう。芸能人の再婚は時に賛否を呼ぶが、内田の場合はむしろ好感度を押し上げる結果になった。

内田といえば、50代でありながら「20代、30代のころより若返っている」とまで言われる美貌でも話題だ。興味深いのは、その評価が‟奇跡の〇歳”的な外見礼賛だけにとどまらないことだ。内田は女性誌で「人として生きていく以上、笑顔は最大の武器」と語り、落ち込む日は無理をせず、きちんと落ち込み、その先で笑顔を取り戻すことの大切さを訴えている。だからこそ、彼女は単に「若見えする」というだけではなく、内面からにじみ出る自然体の魅力があるのだろう。

美容や食生活にも、彼女らしい‟無理のなさ”がある。食べすぎなどで生活が乱れた時には、キャベツや白菜、ゆでブロッコリーなどを‟リセット野菜”として多めに食べると明かしている。野菜や果物をジュースにしてとることもあるという。
「美魔女」系の派手な美容法ではなく、日々の小さな調整を続けているようだ。

そうした生活者感覚があるからこそ、アラフィフ女性にとって内田は‟手の届かない美の象徴”ではなく、‟目指したくなる憧れの存在”として映るのではないか。その力みのなさは、同世代以外の女性や男性層にも好意的に受け止められ、支持の広がりにつながっている。

もっとも、内田が‟全盛期”と呼ばれる理由は、私生活の充実や美貌だけではない。仕事面でも彼女は評価を高め続けている。近年ではテレビ朝日系ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズでの好演などで称賛を浴び、2024年にはNHK『燕は戻ってこない』で東京ドラマアウォード2024の助演女優賞を受賞した。今年7月期に約25年ぶりの民放連続ドラマ主演を務める方向であると一部で報じられるなど、仕事は絶好調だ。現在進行形の‟旬の女優”として見られていることがうかがえる。

若いころは「アイドル」的な扱いが目立っていた内田だが、現在は『ドクターX』シリーズなどで見せたクールさと人間味の同居に加え、『燕は戻ってこない』のような骨太な作品での存在感まで含め、女優としての厚みが評価の中心にある。‟アイドル女優”的なイメージから、努力と実績の積み重ねにより、作品を締める‟実力派”へと進化した。その変化が無理なイメージチェンジではなく、自然に受け入れられているところに、内田有紀の希少さがある。

その一方で、内田は近寄りがたい完璧な人でもない。
3月14日放送のテレビ朝日系『サンドウィッチマン芦田愛菜の博士ちゃん』3時間スペシャルでは、葉加瀬太郎とともにゲスト出演し、ヒューマンビートボックスに挑戦。音楽の指揮にも挑み、指揮棒ではなく羽扇子を手にして笑いを誘うなどお茶目な一面を見せた。

これに対して、SNSでは「昔より今の方が素敵」「本当にずっとかわいくて大好き」といった反応が相次いだが、これも単なる美貌礼賛ではないだろう。ルックスと実力を兼ね備えたスターでありながら少し肩の力が抜けていて、どこか親しみやすい。この‟自然体のチャーミングさ”も、彼女の好感度を支える大きな要素だ。

内田有紀が支持されているのは、単に‟若く見えるから”ではない。美貌、演技の実力、親しみやすさ、そして生き方への信頼感。その全てが噛み合った結果、いまの彼女は20代や30代のころとは別の意味で、確かに‟全盛期”を迎えている。若さがもてはやされがちな芸能界で、50代に入ってこれほど自然に憧れと信頼を集める存在は決して多くない。内田有紀の現在地は、‟どう若く見せるか”ではなく、‟どう年齢を重ねれば魅力的になるのか”という問いに、ひとつの答えを示しているのではないだろうか。

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